日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

除草薬散布→溝掃除→見取り図の作成

2015年05月24日 | 日記
朝から畑の雑草を枯らすために、除草薬の散布を行ないました。

水タンクの容量が10リットルの背負型噴霧器に、葉から吸収して根まで枯らす除草薬を50倍程度に希釈して散布しました。

除草農薬は、10リットルタンク1回分の分量しかなかったので、近くの愛野展望台付近にある「コメリ」に除草農薬を買いに走りました。

ラウンドアップという農薬は結構な値段だったので、それよりも安い値段の農薬を購入して畑に戻り、再度10リットル分の希釈除草農薬を作って、残りの畑面に散布しました。

散布した除草農薬がきちんと効いてくれれば、当面は畑の雑草との格闘はしなくてよいのですが、果たしてどうなるものやら。

散布したあとの午後は、お日様も照ってくれたので、草を枯らす効果はあるものと期待していますが。

昨日植樹した8本の実のなる木の苗木は、おおむね元気に見えましたが、一本だけ、ジャンボ富有(甘柿)の苗の葉っぱだけは少しだけしおれておりました。

除草農薬の散布が終わってからは、畑の脇の市道のU字溝に堆積している土砂の除去作業を行ないました。

距離は15メートル程度ですが、深さ20cmぐらいの土砂が堆積しており、降雨時の水の流れを阻害しておりました。

平スコップを使って、高低差1.0m程度の自分の畑へと、堆積した土砂を掘り上げるのにかなりの時間を要し、汗びっしょりになったので、かなりの運動にはなりました。

そのあとは、替地として自分名義になったその畑の見取り図を作成しました。

登記図面により、所有権移転登記をする前に、現場に筆界点を復元してもらった結果、現況の畑の形状と大きく異なる形状の区域がある事が判明しておりましたので、雲仙市と協議して、雲仙市有地との「等積交換」等の処理をしなければならない状況です。

その際には、現況の詳細な測量図面が必要になってくるので、その際の測定点の把握のための見取り図の作成をしてみました。

時間があれば、自分で測距、測角儀を用いて、数値測量をしておこうかなどとも思っております。

既設の基準点からの視通状況も良好な場所なので、休みの日に、妻に測量助手をお願いして現況図面作成のための測量をしてみようかなとも思っております。

現況図面ができれば、等積交換の分筆線の位置の検討も自分でする事ができますので。

替地のおかげで、楽しみが次々と湧き出してくるようです。


豊田一喜







実のなる木の植樹

2015年05月23日 | 日記
午後から雨が降りそうだという天気予報だったので、8時前から畑に出て、実のなる木を8本植樹しました。

20リットル入りのポリタンク3個に水を入れて車に積み込みましたが、若い頃には感じもしなかった重さを、20kgのポリタンクで感じてしまいました。

筋力の弱り方で、自分の今の年齢(61歳)を思い知らされました。

高校生の頃に、体重52kg以下級のウエイトリフティングの試合で、95kgを突き上げていたことがあるので、40数年後にこのように筋力が衰えるとは思ってもおりませんでした。

畑では、およそ5m間隔ぐらいに、直径40cm、深さ40cm程度の穴を、柄の長い2本鍬とスコップを使って掘りました。

上層は客土した赤土ですが、深さが30cmより深い層では、水分を含んだ黒っぽい土でした。

その穴に堆肥(豚肥)を入れてから、ポリタンクの水をひたひたになるまで注ぎ、その上に木の苗を置いて、掘り起こしていた土を戻して踏み固めました。

踏み固めた土の上に、植樹した木の苗にかからないように粒状の化学肥料をばら撒き、その上から少しだけ土を被せて、実のなる木の苗の植え付けは完了です。

八朔(ハッサク)、サンプルーン(プルーン)、ジャンボ富有(甘柿)、西条(渋柿)、スイートスプリング(八朔と温州みかんの交配種)、プチマル(種無しキンカン)、多田錦(種無しユズ)、豊後梅(梅)の8本を植えました。

八朔:クエン酸とビタミン類を多く含む美味しい品種。

サンプルーン:生食用から加工用に幅広く利用できます。

ジャンボ富有:秋の風物詩ともいえる柿。甘くておいしい果実は、ビタミンCやカロテンなどを多く含んでいます。

西条:干し柿の定番品種。干し柿として楽しめる柿は、カロテンを多く含んでいます。

スイートスプリング:爽やかな香りとすっきりとした上品な甘みが特徴です。土を選ばず病害虫に強い育てやすい品種です。

プチマル:皮の甘味が強くおいしい。さわやかな香りと酸味を持つ柑橘、ビタミンCがいっぱいのフルーツです。

多田錦:80g前後の小玉ゆず。さわやかな香りと酸味を持つ柑橘、ビタミンCがいっぱいのフルーツです。

豊後梅:説明用の写真はなくなっておりました。きっと、大粒の梅なのでしょう。


以上は、苗木にくくりつけてあった説明用写真に表示してあった文言です。

それらの文言につられて苗木を購入して、植えつけてみました。

きちんと根付いて、実がなってくれる事を祈るしかありません。

何年後になるかは分かりませんが、それまで健康で、世の中が平和であってくれる事を願っております。

他にも畑には、サツマイモの苗、生姜の種芋、かぼちゃを植えておりますが、先週植えたサツマイモの苗は、先日の雨で7割の苗は元気に根付いていましたが、根切り虫にやられている苗も2本ほどありました。

かぼちゃの苗は、順調に育っているようです。

生姜の種芋は、なかなか芽を出してくれません。

赤土で、乾燥しすぎなのが原因かもしれません。

それにしても、植えてもいない雑草の生命力はたいしたもので、乾燥しやすい赤土でもその繁殖能力はものすごいと思います。

葉っぱから入って根まで枯らしてしまう除草剤を散布しなければ退治出来ませんが、日照との関係で、なかなか機会に恵まれません。


いずれにしましても、公共事業による替地によって、畑に作物を作って管理するという、心身の健康維持に効果がありそうな趣味に出会えたように思えます。


ただ、ひとつだけ気がかりなのは、戦前と同じような空気が、国のいたる場面で流れつつあるような雰囲気がしていることです。

今の流れのままで行くと、気付いた時には国家を挙げて戦争に加担していたということになろうということは予測できるように思います。

私が住んでいる市議会では、そのような危惧に対する請願を「全会一致」で不採択としております。

共産党の議員もいるのに、反対多数ではなく「全会一致」での不採択がなされているということは、翼賛的政治の序章の様に感じます。

小さな事件でしたが、大村の自衛隊員の覚せい剤密輸入事案でも、自衛官は不起訴になりました。

なぜなのでしょうか。一般人がそのような事をすれば、確実に起訴されるだろうと思うのですが。

じわじわと、過去の轍を踏み、歴史が繰り返されようとしていることに、皆が気付かなければ、殺し合いの国策のなかに組み込まれてしまうように私は思います。

私たちの国は、食糧の自給もできない、兵器を製造する資源も無い(原子爆弾を製造するための原料は7000発分は保有しているそうですが)、原発から産出される危険な核廃棄物はたくさん現存していて原発を続ける限り永久に増え続ける、国民をその周辺に住む事ができなくするための原子力発電所という標的は50数箇所もある、などなど、戦争など絶対におこしてはならない脆弱な国家だと私は思っております。

過去の反省と、現状の正しい認識に立てば、誰にでも分かりそうですが・・・・。

「自衛隊」という、専守防衛のためのすばらしい工夫された命名を私たちの先人がされているのに、「わが軍」などととんでもない発言をしたり、侵略の定義とはなどといってみて過去の自国の行為を無かったことにでもするかのごとき発言をしたりと、わざわざ平和をかき乱すような発言をする人が、残念ながら国策決定の頂点にいる現状。

いつの時期にも、必ず世界のどこかで戦争を仕掛けている国に、仲間として引きずり込まれないようにするべきだと私は強く思うのですが。

国策の過ちにより、不幸な目にあうのは、いつの時代でも末端の私たち庶民なのですから。


豊田一喜