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日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

月末で春のきざし

2013年01月31日 | インポート
厚着をしていると、少し動いただけでも汗が滲むような、暖かい気温の日だった。

つい最近、年が明けたような感覚でいたが、もう1ヵ月が過ぎてしまった。

1月6日までの休みで、1月7日からの作業開始だったが、今月は延べで17日間働かせてもらう事ができた。

月末で春の兆しを感じる事ができた日だったが、2月になればまだ寒い日があるのだろう。

だけれども、テレビの報道で伝えられているような、雪が積もっている地方に比べれば、はるかに暮らしやすい地域に住んでいる事に感謝できる。

穏やかで過ごしやすい日の休憩時間には、少し早めのひばりの鳴き声が空から聞こえ、吹く風も肌に心地よく、お日様の下で働く事ができている幸福感にひたる事ができる。

遺跡発掘の作業期間も残す所1ヶ月を切った。

生まれて初めて従事させてもらった遺跡発掘の作業だが、楽しい事が多い職場だと思う。

2月9日には、少し早目のお別れ会が、1班、2班、3班合同で開かれる予定になっている。

本日は、4区の完堀状況の検査で、標尺を立てて歩いた。

服の下から着ているセーターを、脱いですごす事ができる日々まであと少し。



豊田一喜







蕪池での椎茸の駒打ちの日程

2013年01月29日 | インポート
東彼杵町蕪池の仙人さんのお宅での椎茸の駒打ちの日程が決まった。

2月9日と2月10日の午前10時から午後3時までの間に実施されるという連絡が入っていた。

他の人がするのを見た事はあるが、自分でするのは初めてになる。

駒打ちが終わったホダ木は、蕪池の仙人さんの敷地の森で管理してもらい、いつになるのかは分からないが、椎茸が収穫できる状態になったならば仙人さんから連絡が来るようになっている。

ステンドグラスの製作体験ができる工房も構えておられて、ツリーハウスもあり、春になれば山菜取りも楽しめ、蕪池では魚釣りもできるというような、楽しみの素が満載の場所のように思える。

カブトムシの幼虫も無料で分けてくださるということのようだ。

詳しくはここをクリックして、蕪池の仙人様の「田舎暮らし」というホームページで。

地域の人たちで造成された「蕪池周回道路」の周りには、桜を植樹されているということだから、春先には花見などをして楽しむこともできるはず。

お日様が沈む時刻が少しずつ遅くなりつつあり、春が南の方からゆっくりと近付いて来ている。




豊田一喜




立会いとヘルマート変換

2013年01月28日 | インポート
旧諫早干拓には、2筆で5反(5000平方メートル)の農地を所有しているが、それらの農地の片側は道路に面していて、片側は水路に面している。

その水路の拡幅工事に先立ち、所有している農地の境界を確認するための立会いの依頼が、長崎県県央振興局から業務委託を受けている測量業者からあっていた。

1月26日の午前9時に現場で待ち合わせて、説明を聞いた。

法務局備え付けの登記図面から座標化された筆界点の位置が、現地に復元されてマーキングがしてあった。

実際の現地の現況構造物の位置からは、微妙にズレていた。

色々な要因で、当然そうなる事は分かっている。

過去において、最初に筆界点の位置を決定するために行なった時の基準点に関する測量誤差、その筆界点を測図して図面化した時の誤差、その図面化された縮尺1000分の1の図面から筆界点の座標値を読み取り、座標化する時に生じた誤差、その座標化された筆界点の位置を現地に復元する時の測量誤差などの累積などが考えられる。

ただ、復元されて現地に表示されている筆界点の位置を見て、系統的にズレている事が私には分かった。

要するに、不動と見做せる現地に対して、復元された筆界点の位置に、平行移動と若干の回転がかかっている事が見て取れた。

系統的な誤差は、測量においては規正(補正)や調整が可能である。

結果的に、系統的な誤差は、測量成果の中には残してはならないというのが大前提となっている。

それらの土地の区画は、3方向がきちんとしたコンクリート構造物である道路に囲まれていて、1方向が水路になっている。

ゆえに、以下の方法にて、同時平均的な筆界点の座標値の調整が可能であり、現況の固定された構造物との整合性を保つ事が可能である。

1.その区画の中で表示されている各筆の土地の土地登記簿の登記面積を集計する。

2.座標化された、その区画の外側で囲まれる筆界点の座標値による座標面積計算を実施する。

3. 1.ならびに2.によって計算されたその区画の土地面積の比率を計算しておく。
 最終的には土地登記簿に記載されている土地の面積に合致するように調整しなければならない。

4.現況の構造物で、畦畔(ケイハン)と道路の交点や、道路の隅切り(スミキリ)位置などを実測する。

5.その実測された現況座標値と、登記図面上の筆界座標値とを対応させて、最小二乗法を適用したヘルマート変換式の変換係数を求める。

6.ヘルマート変換式の変換係数が得られたら、登記図面から座標化された筆界点の座標値を、そのヘルマート変換式に代入して、座標変換後の筆界座標値を計算する。

7.最初に計算した区域全体の土地登記簿の合計面積と、筆界点の座標値から座標面積計算した面積との比率を、ヘルマート変換によって求めた重心座標系における座標値に掛けて、調整後の確定座標値を計算しておく。

7.そのようにして得られた筆界点の座標値を、現地に測設すれば、現況の境界との整合が保たれた筆界点を復元する事ができる。

※最小二乗法を適用したヘルマート変換式とは、それぞれの対応する現況の土地の境界座標値と、登記図面上での筆界点の座標値の残差の2乗和が最小となるように調整する座標変換式である。

要するに、同じ位置を測量したと見做される2回の測量位置座標値の隔たりを、同時平均的に調整して、2つの測量結果の座標値相互の整合が取れるように、等角写像性を保持したままで座標変換する方式である。

通常の算数的な数学と違って、対応する基準点の数はいくつあってもよく、それらの基準点における等角写像性を保持したままで、変換後の座標値を求める事ができる。

要するに古い測量成果(今回の場合においては筆界点の登記図面から座標化された座標値)と、それに対応する現況の明確な現地の土地の境界を、なるべく整合させるように、登記図面からの筆界点座標相互の等角写像性は保持したままで、それらの座標値を現地の現況になるべく合致するように、以下の手順にて計算する事ができる。

現況の現地で明確な構造物の実測座標値から、その測量座標系における重心座標値を計算する。
X座標値を合計して、その点数で割れば、X座標値の重心座標値は計算できる。
同様に、Y座標値を合計して、その点数で割れば、Y座標値の重心座標値は計算できる。

次に、登記図面から座標化された筆界点の座標値に関しても同様に、X座標値ならびにY座標値の重心座標値を計算しておく。

それぞれの重心の位置の座標値を、X=0.000,Y=0.000として、それらの重心座標系における座標値を計算しておく。

ヘルマート変換式の本質は、それぞれの座標系における重心座標位置を、X方向ならびにY方向に平行移動させてから合致させ、さらに回転と縮尺の調整をして、座標変換前と座標変換後の座標値相互の等角写像性は保持したままで、座標変換による残差の二乗和を最少に収めるということになる。

昔のヨーロッパの人だとは思うが、ヘルマートさんという人の発想による、優れものの座標変換式で、航空写真測量の空中三角測量の調整式としてはよく知られていて、写真測量の関係者にはなじみのある座標変換式ではあるが、一般的な測量屋さんの中には、あまりなじみがないのかもしれない。

最少二乗法を適用したヘルマート変換式は、非常に便利で、合理的な方法ではあるが、筆界点を復元した相手は、プロのプライドがある現職の測量屋さんなので、あえて強い事は言わなかったが、気になったので1つの処理方式の考え方として記録に残しておく。



豊田一喜


カクテル「ショーコーイン」

2013年01月26日 | インポート
「ショーコーイン」という名前のカクテルを試してみた。

「ショーコーイン」という名前で検索しても、そのような名称のカクテルは見つからないと思うし、レシピも分からないと思う。

なぜならば、それは私が勝手に作って命名したカクテルだから。

台所のテーブルの上に、焼酎が少し入っているビンと、2リットル入りのコカコーラのペットボトルと、安物のワインが少し入っているビンが並んでいた。

翌日が仕事休みの日の晩には、のんびりとした気分になり、食事の前に少しだけ飲んでみたいと思うように、最近はなってきた。

さて、何を飲もうかと思ったが、ストーブで温まっている台所を出て、縁側に置いている冷蔵庫のところまで発泡酒の缶を取りに行くのも寒いしなと思うぐらいの「ふゆみなし」ゆえに、台所のテーブルの上に並んでいる3本の中身を混ぜて飲んでみようと思ってしまった。

ちなみに「ふゆみなし」は、ここら辺の方言で、「めんどうくさがり」とか「まめではない」とかいう意味で、台所の冷蔵庫は、妻が管理する食材などに占拠されているために、私の発泡酒を入れておくスペースがない。

コップに焼酎とコーラとワインを少量ずつ注ぎ、箸でかきまぜる。

これでカクテル「ショーコーイン」のできあがり。

それぞれの分量は、好みに応じて増減すればよい。

私の場合には、コーラをやや多めに入れた。

飲んでみた。

それぞれの飲物の味が、舌の上でそれぞれ自己主張をしてくれて、なかなか面白い味だった。

難点としては、飲みやすいので、ついつい何杯も飲んでしまい、あとで効いてくるということ。

ワインや焼酎の愛好家から見れば、飲み方の邪道と思われるかもしれないが、元々カクテルというのは、いくつかの材料を調合し撹拌して作り出された飲物だから、飲む人それぞれが自由に混ぜ合わせてみて、好みの味を見つければよいと私は思っている。

私の「ふゆみなし」さから作り出された、「ショーコーイン」という勝手な命名のカクテルだが、自分としては気に入っている。



豊田一喜






カンゲとテンゲとオイゲ

2013年01月25日 | インポート
カンゲとテンゲとオイゲは、末尾に「ゲ」が付いているが、いずれも長崎県島原半島では通用する方言の単語。

「カンゲ」は、髪の毛→髪ん毛(かみんけ)→かん毛(カンゲ)と転訛したものと思われる。

「テンゲ」は、手ぬぐい→手んぐい→手んげ(テンゲ)と転訛したものと思われる。

「オイゲ」は、俺の家→俺家(オレゲ)→おいげと転訛したものと思われる。

使い方としては、

「おいげん風呂で、かん毛ばあるち、てんげで拭けばよかたい。」

標準語訳すれば、

「私の家の風呂で、髪の毛を洗って、手ぬぐいで拭いたらいいじゃないですか。」というところか。

言葉は、地域が変われば単語からして異なるものが多い。

島原半島の入り口の雲仙市愛野町と諫早市森山町の境界は、旧南高来郡と旧北高来郡の境界であり、その境は有明川という河川だが、その川を隔てて、言葉の違いが歴然としている。

古い愛野町における以下の文章の意味は、どの程度理解できるだろうか。

「ジブンドキん来たしぇん、シェーはキナにショイばかけち、オツケばのみながっ、モシナオシでシマヲイ。」

標準語訳すれば、

「食事の時間が来たから、おかずは菜っ葉の漬け物に醤油をかけて、味噌汁を飲みながら、温め直し飯で食事をしよう。」

以下の文はどうだろうか。

「こらブエンモンばってん、とれちかったいて時間のたっちょんせんか、いたんじょらんじゃいろカズンじみらじゃでけん。」

標準語訳すれば、

「これは無塩の鮮魚だけれども、獲れてからずいぶんと時間が経っているから、傷んでいないかにおいをかいでみなければならない。」

同じ日本語でありながら、単語自体の意味が分からないと、その内容を正しく理解する事は難しい場合もある。

そうなると当然の事ながら、相手との意思の疎通も難しくなる。

郷に入れば郷に従えというように言われているが、その地域で使われている言葉を覚えて使いこなすことが、その地域になじむための最初の課題の様にも思う。

その地域に無い新しい事を始めると、「しゃーしけて」と思われることも往々にしてあるように感じる。

「しゃーしけて」は、旧北高来郡地方の方言で、「しゃしゃり出て」とか「でしゃばって」とかいう意味。

「しゃーしけて」と思われないように、魚釣りでもして静かに暮らしたい。



豊田一喜






寒くなるとトイレが近くなるワケから「蕪池(かぶらいけ)」

2013年01月21日 | インポート
午前7時頃に班長から電話があり、本日の作業は雨のために中止とのこと。

贅沢な3連休となった。

で、じっくりと新聞を読んでいたら、「寒さと排尿」という記事が目に入った。

普段からなぜだろうかと疑問に思っていたので興味深く読ませていただいた。

毎日新聞の「真健康論」の40回目の記事として、札幌医科大教授の當瀬規嗣(とうせ・のりつぐ)氏が、「寒さと排尿」というタイトルで記載されていたので、その全文を転載して記録として残す。

以下、毎日新聞の記事より転写。

寒さと排尿

 じわっと、寒さがしみるこのごろです。

寒くなると、トイレが近くなります。

そこで、トイレでおしっこを出し終わると、もう一度寒さが身にこたえ、「ブルッ」ときます。

寒いからトイレに行くのに、トイレで寒さを実感するなんて、何という因果でしょうか・・・・・・。

 まず、なぜ寒くなるとトイレが近くなるのでしょうか。

尿は血液中の老廃物を体外に出すためのものです。

腎臓が血液から老廃物を取りだして、血液中の水分と一緒にして尿として排出します。

このとき、一緒に出す水分を加減すると、体内の水分量を調節することができます。

そこで、尿中の水分量を加減するためのホルモンが分泌されています。

そのホルモンをバソプレッシンといいます。

バソプレッシンは脳の下に位置する下垂体から分泌されています。

バソプレッシンの分泌量は、下垂体の近くにある血液の水分量を監視する中枢によって決められます。

血液中の水分量が少なくなると、この中枢の指令で、バソプレッシンの分泌量が増えて、腎臓で尿から水分を回収して、血液の水分量を回復させるのです。

結果として、尿の量は少なくなります。

 バソプレッシンの分泌量は、体の周りの環境の変化によっても調節されます。

その代表的な要素が、体温の上昇です。

通常、体温が上昇すると、発汗がすすんで皮膚を冷やし、体温を元に戻す反応が起こります。

このために水分が必要なので、バソプレッシンを分泌することで尿に出す水分量を節約すると思われます。

逆に体温が低下すると、バソプレッシンの分泌量が減って尿の水分量が増え、しきりとトイレへ行くことになるのです。

 では、排尿するとなぜ、「ブルッ」とふるえが来るのかというと、排尿によって体の熱が失われるからです。

尿は体の中で作られているので、体温と同じ温度になっています。

ですから、通常でも温かい尿が体から出て熱が失われますが、その量はたいしたことはありません。

しかし、寒さで体が冷えてしまっているところに、バソプレッシンの分泌低下で大量に尿が作られ、それが一気に体外に出てしまうので、相当量の熱が体から失われることになるのです。

なので、体の熱の産生を増やすための反応である「ふるえ」が起こるのです。


以上、毎日新聞記事より転写。


寒くなると尿意をもよおす回数が増え、排尿のあとに「ブルッ」とふるえるわけが分かった。


午後は、東彼杵町蕪池の、私が仙人様と呼ばせて頂いている方のステンドグラス工房を見学させてもらいに行った。

色とりどりのステンドグラス作品が展示してあり、普段の生活空間では見る事のないような色彩の組み合わせを見せてもらい、心がはずんだ。

ステンドグラスによる手鏡などの小物の製作体験は、1000円程度からできるそうで、その製作に要する時間は、2~3時間程度だそうだ。

そのステンドグラス工房から眺めることができる風景もまた心を和ませてくれる。

東彼杵町の「いこいの広場」に行く道中の右側に大きな池があり、その池のほとりにカカシが10体ほど立っている。

そこを過ぎてしばらく行くと、T字路があり、そのT字路を右側に入ってしばらく進むと2つ目の大きな池がある。

その池が蕪(かぶら)池で、そのほとりに「仙人様」のお住まいとステンドグラス工房はある。

ステンドグラスの製作体験もおもしろそう。


豊田一喜






島原市に改革のきざし

2013年01月20日 | インポート
民間人出身の市長を誕生させた長崎県島原市に、市民目線の改革のきざしが見え始めているようだ。

島原市議会12月定例議会における松坂昌鷹議員の一般質問に対して、古川隆三郎市長は、入札制度の改革として「公開ランダム」方式を導入すると答弁したそうだ。

また、古川隆三郎市長は、何台かある公用車のうち燃費の良い方の公用車を主に使用するようにしているのだそうだ。

詳しくはここをクリックして、島原市議会議員松坂昌鷹氏の「新・土佐日記」というホームページで見ることができる。

リーダーとなる人の考え方次第で、役所組織はいくらでも市民目線の組織に変貌できる可能性を秘めている。

隣接市の良い面が、私たちの雲仙市にも波及してくれればよいのだが。

現在の島原市長も雲仙市長も、名前の中に「三郎」というのがついているので、どちらも三男さんとして育った人なのかな?

名前の中に共通項があるので、政策面においても市民目線の共通項が出てきてくれることを望みたい。

雲仙市長、金澤秀三郎氏の考え方に期待したい。


雲仙市国見町多比良漁港で本日釣れてくれた小魚たち
(一番大きいのはアイナメ:画像をクリックすると拡大する)
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豊田一喜






浜河岸(はまがし)

2013年01月19日 | インポート
雲仙市国見町に「浜河岸(はまがし)」という料理屋さんがある。

島原鉄道の多比良(たいら)駅の近くにある寿司屋さんだが、宴会もできるような造りになっている。

町内会の中で、40歳代から60歳代ぐらいまでの年齢層の男性の集まりの「中老会」という親睦会があり、年に1度1月中に飲み会をして、還暦になった人を祝うということになっている。

今年は本日の午後7時半から、雲仙市国見町の「浜河岸」で、10名が参加してそれがあった。

「浜河岸」で私たちの中老会を開くのは今回で3回目になる。

昨年も「浜河岸」で開いた。

私たちの川端(かわばた)町内会からは車で20分ぐらいの距離の所にあるが、マイクロバスで送迎してくれる。

5000円の会費で飲み放題で、元々寿司屋さんというだけあって、料理も上等で上品で品数も多く、料理を出すタイミングもちょうど良い頃合いを見計らったように次々と出してくれる。

また、年齢不詳の笑顔のすてきな女将さんが芸達者で、カラオケの合間にタイミング良く踊りを披露してくれて、場を盛り上げてくれる。

その店にとって、私たちの親睦会は年に一度だけの客だが、次もそこにしようと思えるような最高のもてなしをしてくださる。

サービス業の原点を見せてもらえるようなお店だと私は思う。

板前さんはフランス料理の修業もされているということで、自家製のケーキもおすすめらしい。

来年の私たちの中老会も、国見町の「浜河岸」でしようということで一致している。

心地よく楽しめる「浜河岸(はまがし)」は良い。



豊田一喜







釣りのち仕事

2013年01月18日 | インポート
朝の7時少し過ぎに班長から電話があり、本日の作業は午後からだという連絡だった。

雲仙市愛野町では、明け方の4時過ぎに小雨がぱらりと降った程度だったので、通常に作業があるという感覚で仕事に出かける準備をしていたが、班長からの電話で思いがけず午前中に自由に使える時間ができた。

なので、午前中はゆっくりとしたモードに気持ちが切り替わり、昼食を兼ねた朝ご飯を食べてから、車で20分の場所での趣味の時間として費やす事にした。

私の場合、食事は1日に2回摂れば事足りる。

江戸時代頃の一般庶民の食事回数は、1日に2回というのが一般的だったらしい。

そのような食いだめのような食事を摂ったあとに近くの釣具屋さんに行き、明日の魚釣りに使う予定の分も含めて、青イソメを500円分買って雲仙市国見町の多比良漁港に走った。

9時ごろから釣り始めた。

午後1時からの作業開始に間に合うように、12時半頃までには大村市竹松遺跡の作業現場に到着したいので、それから逆算すれば、魚釣りは10時30分頃まではできる。

1時間半の間に魚信が5回あり、その内の2回は釣り上げる事ができた。

1匹は15cmぐらいのタケノコメバルで、もう1匹は甲羅の長径が10cm程度のワタリガニ(タイラガネ)だった。

ワタリガニの方は、釣り針のところの餌をハサミでしっかり挟んだままで上がって来てくれた。

釣り上げる事ができなかった3回のうちの1回は、銀色の魚体が水面まで見えたがハリがかりが浅かったらしく、はずれた。

1回はゴトゴトというアタリに合わせて引き上げたが、餌の先っぽだけをかじり取られてはずれた。

もう1回は、合わせをゆっくり目にしようと試みて、アタリのあとに仕掛けを緩めて食い込ませてから少し勢いよく上げてみたら、ハリスがぷつっと切れてしまった。

このような時には、大き目の魚が仕掛けを食いちぎったのだろうと思うことにしており、次に魚釣りに来た時の楽しみに残しておくということにしている。

予定の10時半を少し過ぎたので納竿して帰宅した。

12時ごろに諫早市に住んでいる友人と待ち合わせて大村市の作業現場に向かい、12時半ごろには着いた。

穏やかで比較的暖かい午後だったので、測量作業もやりやすかった。

雨が途中から降っての早帰り後の魚釣りというのは今までに何回かはあったが、遅出の前の魚釣りというのは初めてだった。

釣りのち仕事という贅沢な1日を過ごさせてもらった。



豊田一喜








極楽

2013年01月17日 | インポート
この冬で一番寒いと思った。

子どもの頃には、真冬でも靴下を履くのがいやなくらいに寒さには強かったようだったが、年齢を重ねるごとに冬の寒さがこたえるようになってきた。

気温が低くても体を動かしていれば服の中は温まるが、ピンポールに取り付けた反射プリズムの円形気泡でピンポールを垂直に立てて、しばらくじっとしているのが仕事なので、体はあまり動かさない。

なので、寒さが直接体にしみこんでくる。

風が吹くと体感温度はさらに低くなり、ピンポールを固定している両手が震えることもあった。

可能な限りの厚着もして、服のポケットにはホッカイロを2個入れているのだが、それでも寒かった。

昼休みの休憩棟の中は、暖房が効いており極楽のようだった。

4時過ぎには土砂の入った手箕を一輪車に乗せる作業をやらせてもらったので体が温まった。

帰りの車の中は、風を防げる空間で暖房も効くので、、これもまた極楽だった。

家に帰ってから飲む熱い味噌汁が、胃袋の中にしみこんでいって体の中から温まる時も極楽だった。

晩御飯を食べてから、コタツに入り、寝転んでひじ杖をついて、ゆったりとテレビを見ることができる極楽。

些細なことでも、いろいろな極楽を感じる事ができる今の環境に感謝。



豊田一喜











諫早湾干拓農地の賃借料の未払いについて思う

2013年01月16日 | インポート
諫早湾干拓により造成された農地を借りて、41の個人や組織が営農をしているという。

公的な土地なので、その農地は賃借料を払って営農をするという形態になっている。

しかし、さほど高くも無い農地の賃借料をきちんと納めていない農業者が少なくないらしい。

潤沢な公的補助金にて大型の農業機械などを購入し、農地の大規模化により我が国の農業の国際競争力を云々という建前ではあろうが、農地の賃借料を納めていないというのは農業経営以前の問題であり、公共心や人間性の問題である。

そのような者たちに、莫大な費用をかけて、地域に根付いていた漁業という産業を犠牲にしてまで造成された農地を貸し与えておく必要は無いのではなかろうか。

農地の賃借料すら支払わない、あるいは支払えない農業経営者に対して、農業の国際競争力の強化などという掛け声などはチャンチャラおかしい。

農地の賃貸借に際しては、官との間で契約書を取り交わしているはずである。

農地の賃借料を支払わないということは、明らかに法に触れることであり、農地を貸し出している側は強行に取り立てるか、支払能力が無いのであれば貸し出している農地を返却させるべきであろう。

諫早湾干拓農地での営農希望者数としては60件あまりの応募があったという。

その中から41の個人や団体が、慎重な審査のうえで営農が認められたということになっている。

その中には、長崎県議会の百条委員会でも取り上げられているように、元県知事や現職の国会議員の身内が役員を勤めていた組織も含まれている。

当然の事ながら、きちんと農地の賃借料を支払って、営農を続けている農業者の方々もおられるだろう。

80年間ぐらいかけて、農地の造成に要した費用を賃貸料として回収する予定のようではあるが、今ごろから賃借料の未納が多いということでは話にならない。

農地の賃借料も払わない、あるいは払えないような農業者に、日本の農業の国際競争力などという言葉を使うにはかなり無理があるように思う。



豊田一喜
















漁師さんの思い

2013年01月15日 | インポート
先週の土曜日の、雲仙市国見町の多比良漁港での地元の漁師さんとの会話。

岸壁で魚釣りをしていて、漁船で出漁するために自転車で通りかかった男性に挨拶をしたら、その男性から声をかけられた。

「何が釣れますか。」

まだ何もつれていなかったので、

「何も釣れません。」

すると、

「昔はいっとき釣ればバケツいっぱいのメバルん釣れよったばってん、いまごら一匹も釣れんごてなっちしもた。1匹食べれば腹いっぱいになるごたる太かメバルん釣れよったって、干拓ん堤防ば作っちからはいっちょん釣れんごちなっちしもた。あん県知事がつまらんと。あんものん分からん県知事の頭ばカナヅチでたたこごたっ。」

と言われた。

同じような考え方の人に会えたことが嬉しかった。

農業を主体としている近隣の人たちの意見は「開門には絶対反対」というのが大勢を占めているが、海を生業の場としている漁師さんの考え方は大きく違うようだ。

長年の経験から、海の変化を身を持って感じられているのだろうと思う。

長年にわたり醸成してきた自然界の営みに人間が手を加えれば、その事による弊害がどこかに必ず現れる。

作ってしまった物を壊す必要は無いとは思うが、その運用の仕方には工夫が必要だと思う。

裁判で確定した事は守るべきが行政の長たる人の正しいあり方であるはずだ。

開門調査に際して、長崎県民にとって有利となるような条件を提示して、国に実行してもらうようにすれば、悪い話ではないように私は思う。

特定の農業者の団体ばかりが長崎県民ではない。

漁師さんの思いは理解できる。



豊田一喜










鴨の羽根むしり

2013年01月14日 | インポート
知人から鴨を1羽もらった。

散弾銃で撃ち落とした状態の鴨で、羽根もそのまま付いていた。

大きなビニール袋の中で、鴨の羽根をむしりとる。

30分ぐらいかかった。

次は鴨の解体。

生まれて初めての鳥の解体なので、その手順がわからない。

なので適当にやってみた。

頭を切り落とし、手羽先を切りはずし、腹を割いて内臓を取り出す。

内臓の中にはハマグリの様な形をしたものがあった。

硬いので包丁で裂いてみたら、中にはざらざらした部分があり、小さな石や砂が溜まっていた。

砂ズリという臓器だという事がわかった。

飲み屋さんに行くと、鶏の砂ズりの炒め物がツマミのメニューにあるが、その材料になる部位。

他にも心臓があり、それは筋肉の塊のように見えた。

あとは、胸肉などの筋肉の部分を骨から切り離す。

散弾が当たっていた部分からは、、釣りで使う錘のガン玉のような直径2mmほどの鉛の玉が出てきた。

素人が四苦八苦して解体した鴨肉は、妻の手によってすき焼き風の味付けで家族4人の胃袋に収まった。


素人が鴨1羽を解体した肉
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すき焼き風味付けの鴨料理
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山岳遭難の救助費用って高額?

2013年01月13日 | インポート
毎日新聞の記事で「質問なるほドリ」というコーナーがある。

読者からの質問に答えるという形式で、いろいろな事柄についてわかりやすく解説してある。

「山岳遭難の費用って高額?」というタイトルが興味深かったので、情報としてその一部を抜粋して記録に残す。

以下はその抜粋文。


質問:もし遭難したら、誰が助けてくれるんだろう?

答え:長野では、まず県警山岳遭難救助隊(隊員28人)が現地に向います。登山者が所属する山岳会や家族から通報があった時、下山予定日になっても戻らず宿泊先が通報した場合などに出動しますが、最近は登山者自身が携帯電話などで救助を要請することもあります。

質問:警察だけじゃ人手が足りないこともあるよね。

答え:必要があれば県警が、民間人でつくる山岳遭難防止対策協会(遭対協、隊員約1100人)に出動を要請します。隊員は山小屋従業員や県警OBらで、山の地形や気象に詳しい人たちです。これらに加え、近年はヘリコプターによる空からの救助が力を発揮しており、長野では11年、県警や県、民間のヘリによる救助件数が計182件で全体の8割強を占めました。

質問:救助を頼むには費用が要るの?

答え:県警の出動は警察法に基づく業務なので費用の請求はありません。しかし、遭対協が出動すれば、遭難者や家族が隊員の日当などを支払わなければなりません。日当は1人当たり夏場は約3万円、危険性の高い冬場は約5万円。また、民間ヘリは「1分間1万円」とされ、高額です。県警が遭対協に出動要請する時は、家族らの同意を得る事になっています。他では冬場の日当が10万円という県もあるようです。

質問:登山者が「もしもの時」に備える方法はないのかな?

答え:長野県警は登山者に、救助費支払いの特約が付いた「山岳保険」への加入を勧めています。日本山岳救助機構(東京都)は年会費約2000円で、国内で山岳遭難した場合、捜索費用などとして最大330万円補償する制度を運用しています。登山には危険がつきもの。自分の身は自分で守る心構えと、天候など条件次第で引き返す勇気を持つことが大事です。


以上、毎日新聞記事より抜粋。


今のところ、身内や親類縁者に本格的な登山の愛好者はいないようだから「冬山で遭難」というニュースを聞いても「あ、またか」というぐらいにしか感じないが、当事者の家族の方々にとっては大変なことだろう。

民間の救助用ヘリの費用が「1分間1万円」という金額には驚くしかない。

天候次第で命に関わるような趣味は、持たないに越したことはないとは思うが、大好きな趣味の世界で命を落とすのも、それはそれでその人たちの究極の人生のあり方なのかもしれない。

でも、日本山岳救助機構の年会費2000円の「山岳保険」にだけは加入しておくべきだと思う。



豊田一喜




小魚四目(こざかなよんもく)

2013年01月12日 | インポート
本日は天気が良くて風もほとんど無く、穏やかで暖かな釣り日和だった。

雲仙市国見町の多比良漁港での魚釣りでは、四目の小魚が釣れてくれた。

クロソイ、タケノコメバル、アカメバル、ボラの四目。

仕掛けは、ハリス0.4号、道糸0.6号、餌は青イソメで、4.5メートル竿の渓流仕掛け。

多比良漁港は、その範囲が広いので、いろいろな場所を釣り歩く事ができる。

本日よく釣れたのは、フェリー発着所の南側の防波堤で、フェリー発着場に面している側。

上げ潮になってから、防波堤下の捨石の先の方の深くなっている所を、探りながら釣り歩くと、面白いように釣れてくれた。

釣り好きではあるが釣り上手ではない趣味人なので、小魚しか釣る事はできないが、穏やかな日和の中での心地良い休養日だった。

本日の釣果(右下がクロソイ、その上側がタケノコメバル、左側がアカメバル、中央下向きがボラ)
画像をクリックすると拡大する
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クロソイ(画像をクリックすると拡大する)
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タケノコメバルとクロソイの比較(上:タケノコメバル、下:クロソイ)
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タケノコメバルとアカメバルの比較(上:タケノコメバル、下:アカメバル)
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本日の釣果の唐揚げ
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豊田一喜