先日、体のいろいろな検査を受けた病院で、思った事がある。
腕に巻きつけて血圧を測定する血圧計のことだ。
少し血圧が高めのためか、血圧測定の時に空気圧をかなり高くされるので、腕を強く締め付けられて、痛いぐらいだった。
レントゲン撮影室での若い男性検査技師との雑談の中で、その検査技師も少し血圧が高めで、筋肉質のために、血圧測定の時に痛い思いをしているという話をしてくれた。
それならば、血圧測定をする時に、痛くないような測定装置を考えて、特許を取ったらどうですかと言ってみた。
するとその若い検査技師は、「そうですよね。そのような特許が取れたら、一生楽に暮らせますよね。」と答えた。
技術的なアイデアは、その実務の現場で働いている人からの方が出易いのではないかと思う。
彼が真剣にその事を考え、広範な知識を修得して研究したならば、もしかしたら、測定する時に痛くない方式の血圧測定装置を開発する事も可能かもしれない。
素人ながら考えてみた。
CTスキャンという装置があり、人体内部の様子を輪切りにして、画像として記録する事が出来る。
その装置の原理を使って、血圧の測定ができないものだろうか。
腕の、少し離れた、正確に距離が分かっている2点間の断面を、血管中に注入した無害の識別目標となるような、特殊な液体が通過する時間間隔を、正確に測定できれば、血圧の数値は解析できるような気がする。
腕専用の、CTスキャンを小型化したような装置に腕を固定しておき、測定する最初の腕の断面の所を、その特殊な識別液体が通過した時に、その断面撮影のスイッチが入るような仕組みを作り、次にもう一方の腕の断面を、その特殊な識別液体が通過した時に、その断面撮影のスイッチが入るようにできれば(要するに、血管中を流れるその特殊な液体に、CTスキャン装置の、各断面撮影のスイッチONの役割を持たせるようにする)、血圧は測定できるのではないだろうか。
CTスキャンで記録された画像から、その断面における全血管の断面積を、画像の解析によって抽出する事が可能であるならば、血管の断面積と通過時間の関係から、血圧の数値は解析できるような気がするのだが。
水道の蛇口につないだホースの中における、通水量と水圧の関係のような原理が、適用できるのではないのかと素人考えで思ってしまった。
ホースの断面積は一定だが、水道の蛇口から出る水量次第で、ホースの中の水圧は変化するのではないか。
満たされた通水断面における、流量と流速と水圧の関係のような原理を利用すれば良いのではないかと思う。
循環器が専門の女医さんに、ちらっとそのような事を言ったら、仮にそのような事が可能だとしても、たかが血圧測定のための装置としてはコストがかかり過ぎるから、従来のもので十分だと一笑に付された。
そのとおりなのだが、もしそのような装置が開発されて、世界中の医療機関で使用されるようになれば、価格も低く抑えられるのにと、しつこく思ってしまった。
単なる素人の思い付きかもしれないが、あの若い検査技師に話しておけば良かったかなとも思ったりしている。
私の考え方が、正しいのかどうかあやしいものだが。
豊田かずき
腕に巻きつけて血圧を測定する血圧計のことだ。
少し血圧が高めのためか、血圧測定の時に空気圧をかなり高くされるので、腕を強く締め付けられて、痛いぐらいだった。
レントゲン撮影室での若い男性検査技師との雑談の中で、その検査技師も少し血圧が高めで、筋肉質のために、血圧測定の時に痛い思いをしているという話をしてくれた。
それならば、血圧測定をする時に、痛くないような測定装置を考えて、特許を取ったらどうですかと言ってみた。
するとその若い検査技師は、「そうですよね。そのような特許が取れたら、一生楽に暮らせますよね。」と答えた。
技術的なアイデアは、その実務の現場で働いている人からの方が出易いのではないかと思う。
彼が真剣にその事を考え、広範な知識を修得して研究したならば、もしかしたら、測定する時に痛くない方式の血圧測定装置を開発する事も可能かもしれない。
素人ながら考えてみた。
CTスキャンという装置があり、人体内部の様子を輪切りにして、画像として記録する事が出来る。
その装置の原理を使って、血圧の測定ができないものだろうか。
腕の、少し離れた、正確に距離が分かっている2点間の断面を、血管中に注入した無害の識別目標となるような、特殊な液体が通過する時間間隔を、正確に測定できれば、血圧の数値は解析できるような気がする。
腕専用の、CTスキャンを小型化したような装置に腕を固定しておき、測定する最初の腕の断面の所を、その特殊な識別液体が通過した時に、その断面撮影のスイッチが入るような仕組みを作り、次にもう一方の腕の断面を、その特殊な識別液体が通過した時に、その断面撮影のスイッチが入るようにできれば(要するに、血管中を流れるその特殊な液体に、CTスキャン装置の、各断面撮影のスイッチONの役割を持たせるようにする)、血圧は測定できるのではないだろうか。
CTスキャンで記録された画像から、その断面における全血管の断面積を、画像の解析によって抽出する事が可能であるならば、血管の断面積と通過時間の関係から、血圧の数値は解析できるような気がするのだが。
水道の蛇口につないだホースの中における、通水量と水圧の関係のような原理が、適用できるのではないのかと素人考えで思ってしまった。
ホースの断面積は一定だが、水道の蛇口から出る水量次第で、ホースの中の水圧は変化するのではないか。
満たされた通水断面における、流量と流速と水圧の関係のような原理を利用すれば良いのではないかと思う。
循環器が専門の女医さんに、ちらっとそのような事を言ったら、仮にそのような事が可能だとしても、たかが血圧測定のための装置としてはコストがかかり過ぎるから、従来のもので十分だと一笑に付された。
そのとおりなのだが、もしそのような装置が開発されて、世界中の医療機関で使用されるようになれば、価格も低く抑えられるのにと、しつこく思ってしまった。
単なる素人の思い付きかもしれないが、あの若い検査技師に話しておけば良かったかなとも思ったりしている。
私の考え方が、正しいのかどうかあやしいものだが。
豊田かずき