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日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

緊張と緩和

2009年11月22日 | インポート
ここのところ3週間ほど、夜中の2時とか3時とかに起き出して仕事をする日が続いていた。

納期に間に合わせねばという思いと、作業内容の質を落としたくないという自分の自己満足追及の意識からそのような生活だった。

深夜放送のラジオを聞きながら、写真測量用のデジタルステレオ図化機の中の立体模像を見て、ただひたすら三次元の数値地図データの取得作業を続ける。

明け方の5時過ぎには、新聞配達の人が郵便受けに新聞を入れていく。

6時過ぎから30分ほどはゆっくりと新聞を読む。

そのような緊張の生活から一昨日やっと抜け出す事が出来た。

という事で昨日はゆっくりとできる時間ができたので、緩和のために千々石の海岸に魚釣りに出掛けた。

投げ釣り用の竿を何年かぶりで引っ張り出し、遠足前の少年のような心持で。

釣果はというと、べラと鯵子と小さなキスだったが、充分な緩和にはなった。

千々石はいい。

山あり、川あり、海ありで、釣りをしている近くの砂浜では地元の子供たちが元気よく遊んでいる。

子供たちが成人し、働くところが地元にあれば地域は維持できるのだが。

緩和した心持の中でそのような事を漠然と思ってしまった。

豊田かずき


おめいてさらく

2009年11月04日 | インポート
「叫びながら動き回る」というのが標準語的な意味になろうか。

雲仙市議会議員選挙が11月1日に告示され、今、選挙戦の真っ只中にある。

「おめいてさらく」候補者の選挙カーが、入れ替わり立ち代り行きかっている。

4年という時間が過ぎた事を痛感させられる。

4年前の今頃、自分も同じように、手伝ってくれる人達に支えられながらおめいてさらいていた。

結果は、得票147票で最下位落選という結果だったが、出ないで後悔するより出てあきらめがついたことですっきりとした。

もちろん悔しくてたまらなかったが、それが自分に対する他人の評価結果だから仕方がない。

むしろ自分のような者に、146人もの人たちが投票してくれた事に対して感謝すべきだと最近では思えるようになった。

その時の選挙では、147票の得票でも供託金の30万円は戻ってきた。

人生の総和がプラスマイナスゼロぐらいの中庸に神様から設定されているとすれば、自分の人生において議会議員選挙というものを、愛野町議会議員選挙と雲仙市議会議員選挙の2回経験して、結果は1勝1敗だったから丁度良いのかもしれない。

自分が経験しているから、「おめいてさらいている」候補者の人たちの心情が痛いほど分かるような気がする。

動く物には何にでもお辞儀をしたくなるような、まさに藁にもすがるような心理状態だった。

26人の定数に対して30人が立候補されているので、必ず4人は落選する。

法的に許されている選挙経費をつぎ込み、市議会議員の職をめざす、一種の就職活動をしているとの解釈もできる。

それぞれの候補の今後4年間の「職」と「社会的権限」をかけた活動である。

せいいっぱいおめいてさらいていただきたい。


豊田かずき