生まれいでよ 花々!-野に山に すがすがしい微風は 海とたわむれ 柔らかな春 ほほ笑みと涙をうけて 柔らかな春 ほほえみと涙をうけて 露したたる枝々に ツグミはうたう 美しい緑の野にちりばめられた 花のうてなよ 星よ とげのあるハリエニシダより飛び立つ金色の翼 紫紺の行列を繰り出す 憂わしげなツリガネ草 茨の衣をまとう 乳色のサンザシの莟よ 宝玉の菫 サファイアの青い眸 蒼白い頬をほのかに染める オキナ草よ またそこかしこの壁の裂け目からのぞく 内気な妖精の群れよ~生まれい出よ!---春の雨を降り注げ わたしの歌が終わるまで_”挨拶の歌”E.M。ホ―ルデン。(カントリー.ダイアリーより)。 今日の誕生日の花。エイザンスミレ(スミレ科)花言葉は,茶目っ気。日本の特産で、ほとんど全国に分布し、やや湿り気のある山の樹陰を好んで生える。花梗の長さは4.5㎝から7㎝、細い托葉があり、一株から2,3花が横向きに出る。花の色はさまざまで、淡紅色、淡紫紅色、淡紫白色など一般に淡色が多く、スミレ色といわれる濃紫色のものはほとんどない。「山路来て何やらゆかしすみれ草 芭 蕉」「菫程な小さき人に生まれたし 夏目漱石」「小諸なる古城に摘みて濃き菫 久米三汀」(すみれ踏み しなやかに行く 吾一人 ケイスケ)