霧島躑躅(ツツジ科)花言葉は、燃えあがる愛。ツツジ科ツツジ属の総称で単に,躑躅という植物はない。多くは常緑性であるが、落葉性のものもある。ツツジの名は花びらが基部で融着して筒状をなすので筒咲きの花の、ツツザキがツツザイ、ツツジとなったという説もある。わが国の山野にもっともふつうに見られる山躑躅を昔は単に躑躅といっていたらしいが、日本には二十種以上の野生種があり、それからで出た園芸品種は枚挙にいとまがないほど沢山ある。欧米で改良された品種にアジサイという一種がある。蓮華躑躅と三葉躑躅は有毒。躑躅類の材は緻密で細工物などに用いられている。なお躑躅の一種で皐月というもの蛾あり、その名の如く5,6月ごろ紅紫色の美しい花を開く。「庭芝に小みちまはりの花つつじ 芥川龍之介」「死ぬものは死にゆく躑躅燃えてをり 臼田亜浪」「花びらのうすしと思う白つつじ 高野素十」「花すぎて寂かなりけりつつじの木 日野草城」「つつじ咲き全山粗き風すぐる 伊木鷹夫」。(門先に 今年も咲けり 蓮華草 ケイスケ)