玉簾(ヒガンバナ科)花言葉は、潔白な愛。南米原産の球根植物。明治初めに渡来。花壇の縁取りなどに植えられる。草丈20~30㎝、葉は線状で、肉厚。春~秋に10枚ほど出葉するが、この葉を簾に見立てた花名である。7~9月に長さ20~30㎝の花茎を伸ばし、その先端に径4~5㎝の六弁花を上向きにつける。花色は白、花弁の外側が桃色を帯びる。「レインリリー」の英名があるが、雨の日の翌日に花茎が伸びる。「廓口から出て玉簾咲く小径 飴山 実」「新月や夜は花とずる玉すだれ 藤井静枝」「しろじろと息つめてをり玉すだれ 池上樵人」。別名「ゼフイランテス」とはギリシャ神話に登場する西風の神ぜフィロスの名と、花という意味のアントスを組み合わせたものだとも言われている。(玉簾家系の墓を飾りけり ケイスケ)。