誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

秋彼岸

2015-09-22 23:38:07 | 日記

秋彼岸秋の彼岸は二十四節気の秋分(彼岸の中日)を中心にした七日間。佛教の年中行事のひとつ「秋の彼岸会」の営まれる時期。古代のインドのサンスクリット語では(パ―ラ;Para;梵語)。彼岸の岸、理想の境地のこと。彼岸の中日にあたる秋分は、短くなってゆく昼の時間と長くなってゆく夜の時間が十二時間ずつになる日。暑さも衰え、爽やかな日々が続く。歳時記では春の彼岸を「彼岸」とよび、秋の彼岸は「秋の彼岸」「後の彼岸」という。「秋彼岸にも忌日にも遅れしが 高浜虚子」「さびしさは秋の彼岸のみづすまし 飯田龍太」。秋分であきのひがんの中日である。「秋分の灯すと暗くなってゆく 池田澄子」「嶺そば立ちて秋分の闇に入る 飯田龍太」。秋めいて陽気が変わり気が付くと車庫に住処をつくつていた燕の姿がみえない。自然界の推移をいち早く気ず くのは燕や虫かもしれない。そういえば蜻蛉の姿も見えてきた。(暮れない暗さありけり彼岸入り ケイスケ)。 自然界の全ての生命をもつものは、時の移り変わりに適応している。


ナンバンキセル

2015-09-22 05:14:18 | 日記

ナンバンキセル(ハマウッボ科;ナンバンキセル属)花言葉は、物思い。1年生の寄生植物で、ススキ,ミョウガ、サトウキビなどの根に寄生する。全体が無毛で、茎はほとんど地上に出ず、赤褐色のりん片状の葉を数枚つける。葉のわきから15~20㎝の花柄を直立し、その先に淡紫色の大形の花を横向きにつける。萼は全緑である。和名は南蛮煙管で、花の形からきている。「万葉集」にでてくるオモイクサは本種である。花期は7~9月生育地は日本全土の山野。同属にオオナンバンキセルがある。ナンバンキセルよりは大形で、花柄もやや太く、20~30㎝ほどになる。萼の先はとがらない。花冠は紅紫色で大きく、長さ4~6㎝になり、裂片のふちに」こまかい鋸歯がある。葉の形や、花冠裂片の鋸歯の有無でナンバンキセルとくぶんする。生育地は、深山分布地は、本州、四国、九州、沖縄。「南蛮」とは玉蜀黍も同音異語で、「南蛮の花つずりあう夜空かな 八木林之助」「なんばんの花に雨ふる山近み 轡田 進」。これは玉蜀黍の句のようだ。(寄生して ナンバンキセル なに思ふ ケイスケ)。