誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

ツユクサ

2015-09-17 05:39:16 | 日記

ツユクサ;露草;ほたる草;つきくさ;青花摘(ツユクサ科)花言葉は、尊敬;懐かしき関係。夏から秋にかけて咲く花は、命の短いものが多いが、露草はその代表的なものでろう。朝露の中で咲きだすこの花は、路傍の雑草の中に目の覚めるような色をのぞかせて、露の乾くころにはしぼんでしまう。古名のつきくさは、この花をとってつけると衣によく染まるからで『万葉集』にも「つき草に衣ぞ染むる君がためしみ色ごろ摺らむと思ひて」と詠まれている。友禅染めの下絵に使われる青花紙の原料として、今でも栽培され、青花摘みもある。「月草の色見え染めて雨寒し 加藤晩台」「月草や昼より後の露の色 三浦樗良」「露草や飯噴くまでの門歩き 杉田久女」「露草も露のちからの花ひらく 飯田龍太」「そこしれぬ長雨となり蛍草 川上梨屋」「露草や高原の汽車唯二輌 瀧 春一」「露草の露ひびきあふ岬の家 柴田白葉女」「露草の千の瞳をあらふ霧 岡本まち子」「露草の瑠璃をとばしぬ鎌試し 吉岡禅寺洞」「露草の露千万の瞳かな 長谷川双魚」「人影にさへ露草は露こぼし 古賀まり子」「くきくきと折れ曲がりけり蛍草 松本たかし」。(散歩道 露草よけて歩けども 朝露深く 濡れにけり ケイスケ)。