川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

誕生祝い

2011-07-24 06:19:04 | 友人たち

7月23日(土)晴れ

 ①「きいちご」第8号が届いた。

「きいちご」8号が昼前に印刷所から送られてきた。5月の移動教室の感想文が中心だ。安曇野を旅した喜びが13人の手で綴られている。いつもながら勝義さんと精さんの心のこもった丁寧な編集。常念岳を背にした記念写真もひとりひとりの表情が読み取れるよい出来である。あすには参加者に発送できるかな。喜んでもらえるだろう。

 ②昼過ぎ勝義さんと精さんが訪ねてきてくれた。私たちの誕生日祝だと言ってケーキまで用意してきてくれた。20日が妻(66)、25日が僕(70)の誕生日なのだがちょうど真ん中にあたる日にこんな機会を作ってくれたのだろう。お二人には1975年以来付き合ってもらってきた。「在日韓国・朝鮮人生徒の教育を考える会」創立以来36年と言うことになる。わがままな僕に変わることなく付き合ってくれる数少ない友人である。ありがたい限りだ。

 届いたばかりの「きいちご」を読みあった。中国残留孤児・山野文雄さんの詩の中にこんな一篇がある。

     賀寿

 田中先生志願宏  済世為人種木苺

 多元文化交流深  移動教室十二回

 往昔七十古来稀  現今依然勝少年

 五月十一迎誕辰  九十百歳育新人

 

 移動教室のバスの中で勝義さんの古稀の誕生日を祝った。この詩は人生の先輩である山野さんが勝義さんに贈ったものだ。

「九十百歳育新人」とは?どういう意味だろう。「まだ2・30年は生きて新人を育てよ」かな。大変な激励を受けたものだ。それでも勝義さんは山野さんの贈り物に痛く感激しているふうだった。

 中国語の翻訳をしてくれているジエンさんとも交信が出来た。もうすぐ一歳になる大雅くんと沖縄に避難していたが昨日帰京したという。震災から4箇月が経って沖縄に避難している人たちにも様々な課題・困難が生じてきているようだ。

 私たちは歳をとってそれぞれに闘病もしているが若い友人たちの協力を得て移動教室はまだしばらくは続けられるだろう。あれこれとこの秋の構想を話し合ったり、身辺の情報を交流しているうちに6時がすぎてしまった。僕とは違ってあすの予定があるお二人をバス停に見送った。

③7時のニュースで日馬富士が白鵬を破って優勝を決めた一番を見た。「凄い」「素晴らしい」。海の向こうから来て相撲の醍醐味を味わわせてくれる二人に心から拍手。

 これが我が家でのTV相撲観戦の終り。千秋楽は映らないという。今場所は大記録を残した魁皇の引退もあった。改めて「お疲れ様」「ありがとう」。