川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

坊主頭デビュー

2008-05-06 12:55:33 | 父・家族・自分
 5日。川島町のお豆腐屋さんによって氷をたくさん貰って丸木美術館に向かいました。これは春と夏、恒例のことです。氷は美術館の友の会が販売する飲み物を冷やすためのものです。
 ご主人のYさんと奥さんが僕たちの到着を心待ちにしていてくれました。丹精して作り上げた庭の楓のもとでお茶の接待を受けます。坊主頭を薫風にさらしてあいさつをしました。ぼくのためにそばを打って御馳走するからと前々から聞いているのですが、入院などでなかなか実現しません。Yさんはぼくよりは早くから大自然教の信徒で、その哲学に基づいて豆腐を作り続けてきた人です。
 美術館では坊主頭の先輩のT君が待ち受けてくれました。N事務局長と共に坊主頭3人組で談笑。おかげでうまくデビューすることができました。やがて、カツヨシさんも現れ、「喉の恩人」とゆっくり原爆の図と向かい合って居られるようでした。いつものことながら、Sさんの奥さんが目を細めて握手で迎えてくれます。ぼくが弟のように思っていたS前事務局長はぼくと同じ病気のため早世されたのです。
 金曜日に坊主になってから、同室のMさんに続いて中川君(院長)に見て貰いました。彼はただ一人昔の坊主頭仲間です。それから見舞いに来てくれた義弟のTくん。ぼくの頭を上からも観察してなにやらいっていました。
 昨日の美術館のデビューで、ぼくも何とか坊主頭に馴れてきました。みんなのお陰でそれほど緊張することもなかったように思います。
 坊主頭はすっきりして気持ちがいい。
 今日から数日間、長野県東御市のAさんの田舎の家に世話になります。天気も良さそうです。

 そのAさんの別邸につき、昼食をすましたところです。リンゴの花盛りです。正面の八ヶ岳には雪が残っています。日本アルプスは白銀ですがかすんでいます。
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3 コメント

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坊主頭の風格 (カツヨシ)
2008-05-06 15:19:22
 丸き美術館で顔を合わせたとき、まず最初にけいすけさんは帽子を取りました。現れ出でた坊主頭は、善光寺の人権派の僧侶Wさんを連想させ、いかにも大自然教の信徒にふさわしい風格に満ちていました。握手したてもややひんやりとはしているものの、いつものあの大きな力強い手でした。1週間、大いに野に遊び心身をお休めください。

 1年ぶりの『原爆の図』、今回は「喉の恩人」トシコさんを誘いました。ぼくも大沼校長に倣って、何の解説もせずにトシコさんに作品と向かい合ってもらいました。「怖くて頭痛がしてきた」と言いつつ、作品のメッセージはしっかりと受け止めていたようです。

 位里さん・俊さんの書斎であった「小高文庫」でけいすけさんと三人で歓談。トシコさんの浄瑠璃修業について話が弾み、「江戸時代って、今よりも人々に知恵や人情や心意気があり、明るい時代だったような気がするんです」という言葉に、大自然教の信徒はうなずいておられました。

 中山千夏さんのお顔も何十年ぶりに拝見しました。
子役として、声優として、歌手として、「革新自由連合」の代表として身近な存在でしたが、今はラジオや執筆が中心とか。「初めてよ」と言いながら八丈太鼓の演奏に飛び入りで参加、アドリブで叩いてみせたフットワークの良さ(今年還暦!)に好感を持ちました。
 
 いつ訪ねても豊かなものをくれる丸木美術館です。
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お邪魔致しました (トシコ)
2008-05-08 11:13:01
「喉の恩人」(…とはお恥ずかしい)トシコです。
先日は、飛び入り参加させて頂き、ありがとうございました。
自然豊かで、温かな雰囲気を持った美術館巡りでした。
また、大自然教にも感銘致しました。
浄瑠璃は始めたばかりで、あまりくわしくありませんが、
浄瑠璃の語りを学ぶ中で感じたことは、
江戸文化は今よりもずっと賢くて、文化水準が高く、大自然教を確実に実行した時代だったように感じました。
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浄瑠璃 (けいすけ)
2008-05-13 09:32:15
浄瑠璃といえば日本語の世界には違いないけれど、何を言っているかまるで解らない無縁の世界です。そういう世界に住む方としばらく同席させて貰ったのですから驚きです。江戸時代の内側からその時代のひとびとの物の見方を教えて貰うのは面白い。暇が出来たらまた遊びに来てください。
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