渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

『夏海のホタル』ロケ地 〜千葉県〜

2021年05月22日 | open
 
『夏海のホタル』のロケ地に行ってみた
い。
学生の時、仲間内20人位で行くツーリング
プランで私が提案して不採用だったコース
だ。今は東京湾アクアラインを使えば横浜
からでも最短距離で行ける。
その時の私のプランは千葉、鎌倉、相模湖
の3つ。
結局、私の提案プランは没になり、山中湖
になった(笑
山中湖の帰りの道、道志みちのコーナーで、
私は集団
の先頭先導役だったのに、
コーナーを
ガンマで寝かせ過ぎて転だ。
スイーッと深く寝かせて
行ってその
ままハイサイドにもならずガシャコン。
私のすぐ後ろにいたスズキ4発に乗る美人
後輩女子大生に「なに遊んでるんですか」
と言われた(笑
 
千葉のここは未踏地。
行ってみたい。



映画『夏海のホタル』(2016)は、
ほぼ全編がハンドカメラで撮影され
ている。臨場感を出すためだろう。
まるで学生の自主製作映画のような
タッチで活動写真が描かれる。
しかし、タイトルバック登場直後の
トンネルを抜けて広がる棚田の風景、
そこをヤマハのオートバイで走る
夏海(有村架純)をドローンで俯瞰と
して長尺で追い続けるシーンは壮観だ。
ドローン撮影技術が素晴らしい。
ドローン専門プロカメラマンによる
撮影だろう。追いかけ方と寄りと引き、
方位アングルの撮り方が最高だ。






やはり行ってみたい。
映画、ツーリングファンの人たちで
この千葉の奥地に行ったレポをアップ
している人たちが何人かいるが、どれ
もよい旅日記としてほんわりして読め
た。
映画のほうは、何とも切ない涙の作品
なんだけどね。

【公式】Uru
『星の中の君』映画「夏美のホタル」ver.
 

2021年05月22日 | open



アーチェリーがかなりの距離の的を射る
ものだと初めて知った時には驚いた。

説明書きを読むと、「正式にはFITA
ラウンドと呼ばれるもので、10点から
1点までの得点帯に区切られた丸い標的
を男子は90m、70m、50m、30m、
女子は70m、60m、50m、30mの各距離
から36射ずつ射ち、 計144射の合計得点
を競う」とのことだ。

日本の弓道はもっと短かったよなぁ
とか思っていたら、そうでもなかった。


説明を読むと、「個人競技と団体競技
が行われる。 射距離:28m、的:直径
36cm(一尺二寸)の霞的、星的または
色的。 順位決定には直径24cm(八寸)
の的を用いることもある。
射距離:60m、的:直径100cmの霞的
または得点的」とのこと。
28m離れた的は近的競技、60mの距離
は遠的競技というらしい。

洋式アーチェリーにしろ和弓にしろ、
60mも70mも離れたらなかなか素人は
中らんばい(笑)。
でも、射貫くから選手なんだろうけど。
もっとも素人は弓を引くことさえでき
ないのだろうけど。技術が無いと。
私は弓は全くの不知。経験無し。
レインのボウは知悉しているが。


ちなみに江戸期には京都三十三間堂で
「通し矢」なるものが行なわれたのは
有名だ。

最初は単なる遠射だったのが、そのうち
通した矢数を競う競技のようになった。


特に紀州藩と尾張藩は藩の威信を
かけての競い合いとなって、壮絶
な事態になったようだ。
武芸心得として競技化は何の益も
無しとして批判も多かったようだ。
低い軒をかわして121mの距離を
どれほどの多くの矢を通せたかを
競い合ったが、射角が取れないので、
当然とんでもないこわ弓を使う。
膂力、耐久力ひっ強のツワモノぶり
を競うことになる。
最初51本を通して天下一だったのが
だんだんエスカレートしてしまいに
は8000本を超える人間の限界試しの
ようなことが藩の威信をかけて実行
された。選手も切腹がかかっている。
そのうち、あまりにも莫大な運用資金
と無益な事であるので「もうやめに
しよう」となったが、幕末に新選組
隊士が奈良東大寺大仏殿回廊で通し
矢の日本記録を立てたようだ。

通し矢は無益な功名心と、武士の間
でも批判が多かった模様。
理由は「武芸の競技化」だからだ。
競技にしてしまうと、どうしても武の
本質からは離れて行く。
これは時代の新旧を問わない。

最近では武術ではなく武道として「道」
の名を冠しているが、多くはその道は
勝ち負けだけを競うスポーツとして
本来の意義が消失している場合が多い。
剣道などは典型で、試合を見ていたり
試合に臨むとよく判る。あれはスポーツ
だ。武士がやる武士の心得、武士に絶対
必要の属性資質とされてきた「剣術」
ではない。

自分たちのチームの選手が勝つとおお
騒ぎで声援を送る。まるでボクシング
の観客のようなことをチーム応援団が
行なう。
また、選手も父兄関係者たちも平気で
竹刀を跨ぐ。竹刀は竹の刀である、と
いう意識はゼロ。単なる用具として

しか考えていない。
「いあい道」も、試合は静粛ではある
が、完全
に競技化してしまっている。
剣の理、剣持つ事の意味、剣持つ者の
在り方などは銀河系圏外に葬り去って
いる。

それでも、武道をやっている子たちは
それが好きでやっている。
中には、武技の本質を忘れていない
人たちも多くいることだろう。
刀が好き、弓が好き、体技が好き、と
いう純粋な気持ちに嘘はない。
ゆえに形骸化してしまったスポーツ化
した武道とても、全否定などは絶対に
できない。
ただ、あまりにも本質を忘れすぎて
いるのに、現行スポーツ武道がいに
しえの武士の道かのように説くのは
間違い
かと思う。それを指導する者の
己の襟元の正邪ならびに成否として。


美少女には弓道が似合うのか、少女を
扱う文芸作品ではよく弓道が出て来る。
そこには静寂なる美しさを感じる。

やはり決定版はこの人か。1983年。

この人も決まっている。2010年。
時かけ芳山くんの娘さんの役どころ。
でも、このシーンはこのあと、テロン
と矢が
落ちる演出描写となる。
それ
はやりすぎだろうよ~(笑)。
ギャグにしないでちょんまげ。



蓑虫生活

2021年05月22日 | open


蓑虫生活が長く続くと、さすがに走りに
行きたくてウズウズしてくる。
しかし、今が大事な決めどころ。
ここで身勝手に動いたら元も子もない。
忍び難きを忍び、耐え難きを耐えるしか
ない。

これは、「彼女の島」。


対象は都会人のみ

2021年05月22日 | open




















バガこくでねえ。
三里塚芝山の北総大地の農民たちは、昼間
昼寝をみんな取る。
そうでないと真夏の過酷な農作業などでき
ないからだ。
朝は夜明け前に起き、夕方日が暮れるまで
働く。
昼間は家に一旦もどり、昼寝の仮眠を取り
また作業に出かける。
一日が終わると身体はクタクタだ。
これは俺が七人の侍のような現闘だった
からよく分かる。読んだり聞いたりした
事ではない。その真っ只中にいた。現地の
セクト団結小屋に住み込みで。

この「調査チーム」とやらは、日本全国
の国民がエスカレーターやエレベーター
のある場所で真夏にクーラーの利いた部屋
で仕事していると思っているのだろうか。
リモートワークとやらができる仕事のみ
が国民の仕事だと思っているのだろうか。
俺からしたらバガヤロさまか?とか思う。
外や工場でヘトヘトになるまで汗水垂らし
て肉体労働をしている労働者や過酷な農作
業で人々が日々食べる作物を作っている
農民たちや、危険な海に乗り出して魚を
獲る仕事に従事している漁業関係者や、
山林に入って木と取り組む林業の人たちの
ことは一切想定していない。
つまり、第一次産業の事はスッポーンと
頭から抜けている。
何が「研究チーム」か。笑かすな、と思う
だよな。

この三里塚現地の風車のシマシマは俺が
塗った。向こうに見えるは三里塚空港の
管制塔だ。


組み立てはヨイトマケのように現地支援
セクトの人力でやった。組み立てる前に
現地でシマシマ塗装をハケ塗りしたのだ
が、それを担当した。銀地に蛍光ピンク
に近い朱色と紺色だ。
ちゃんとしたさく井技能師が井戸を掘っ
た。
農業用水を引くために鑿井試錐し、自立
的な灌漑用水を建設するためだ。これは
新時代のテストプランとしてやった。
三里塚農民が「闘う農業」という方針を
打ち出した年だ。三里塚の農民たちが全国
で先駆けてやった事業では、有機農法と
いうものが全国的に広まり新農法として
のちに日本に定着した。
この西部劇のような風車は、北総大地に
入植して必死に開拓してきた三里塚農民
の不撓不屈の魂のシンボルともなった。
彼らは自ら言った。「百姓魂」と。
倒立の時の画像。
この右下の銀ヘルの中に俺が写っている。
どれだかは即特定できる。

この上掲引用ネット記事の日付がたまたま
にしろ5.20だから、なおさらちょい待てと
なった。
おんめえ、百姓とかの事一切頭にねえだろ
が、と。