渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

三原城 〜海だった場所から〜

2021年05月13日 | open

三原グリーンロード。
江戸期ここは城内二の丸だった。
いわゆる丸の内。
 
この角の焼き鳥屋さんの場所は元海だ。


三原市城町一丁目11番の東南端。


赤点の場所。ここだけ城壁がえぐれて
築城されている。
黒い四角は二重櫓のあった位置。


現在の城町の全域が城内部分だったので
はなく、江戸期には海だった場所も現在
の城町に含まれている。現港町はほぼ全域
がかつては海であった。



三原城には32基の二重櫓と14の城門が
あった。
これは広島城の二重櫓(復元)。
三原城もこの形式の櫓だったと思われる。
二重櫓は維新後早々に解体された。
城壁部分も明治初頭にはすべて解体され、
木材は用材として競売にかけられた。
城の多くの石垣の石は糸崎港築港の際に
使用された。


こちら江戸城の二重櫓。築城当時の物。