浦沢直樹の『20世紀少年』を全巻最初
から読んでみることにした。
主人公ケンヂは、実社会では私の一学年
上だ。
この作品で語られるテーマは、昭和の心
が全開だ。
平成だが、まだこの作品が公開された
世紀末2000年(物語の時代設定1997年)
当時は、バブル開始前から続く昭和の息
吹、つまり20世紀のハートが世の中にも
あった。
現実世界では、それから20年以上が過ぎ、
世の中は極めて無機質になっている。
それは近未来の事として2000年時点で
本作品でも描かれている。
何が無機質って、人々のマインドが。
これほどエゲツない人間たちばかりが、
大手を振ってまかり通る世の中になると
は、前世紀末の90年代末期には想像だに
しなかった。
科学は発達している。
しかし、人間はどんどんみすぼらしく、
心根が小汚くなっている。時を追う毎に。
これは確実な事実だ。
ネット脳は意図的に作出されたものでは
なかろうか。愚民量産の為に。
だとしたら、まんまと大衆はハメられて
いる。
自らを検証しようともしない、良市民ぶ
った自警団気取りの大衆が如何に危険な
存在であることか。
多分だが、今の時代ならば、この『20
世紀少年』は広く読まれなかったことだ
ろう。
今は、ほぼ全体が「ビリーバット」に本人
たちがなろうとしている時代だから。
というか、「友達」体勢は目に見えない
形で完成しつつあるから。
この作品の本旨を全うしようとしたら、
本当に抹殺される。これは夢物語ではな
く。
「忖度政治」はそれのほんの一つの現れ
でしかない。
この国は「完成」されつつある。
異を唱えて言動を為すと消去される方向
に力学が働き、国民はそれを「善」である
と思い込むように洗脳されている。
現実世界でそれなのだ。
漫画作品の中の話ではない。
作者浦沢直樹は、安倍が首相時代に安倍
を批判的に描いてパージされるうねりが
ネットを中心に生まれた。
確実に「友達」は完成しつつあるのだ。
恐ろしいのはアメリカだ。
浦沢直樹が2000年時点で描いた通りの
自作自演の自国民を殺して事を進める
爆破テロが2001年9月11日に起きた。
よくあそこまで稚拙なねつ造を全世界の
人間が本当にテロリストの仕業だと信じ
るかと思う。全てにおいて嘘まみれだ。
オイルマネーで戦争を開始するために、
アメリカの権力者はツインタワーを攻撃
して、ペンタゴンに無人機を激突させた。
その機とされた本物の旅客機は米空軍が
事前に撃墜している。
ツインタワーへの航空機激突により、関係
ない離れたビルが爆破崩落した。オイル
マネー絡みでビル崩落保険に入っていて、
オーナーは富を得た。
ツインタワーは、航空機激突直前に下の
ほうの階から爆破音が発生し、貿易セン
タービルの鉄鋼が溶解した。航空機燃料
で溶解したと米政府は説明する。航空燃料
でビルの鉄骨が溶解?
笑わせる。
ならば、何故、飛行機突入一週間前に、
地下に見知らぬ集団が特殊部隊の行動の
ような態勢で入って何の作業をしていた
のか。
浦沢直樹の『20世紀少年』で描かれた
世紀末の世界が、現実の世界でアメリカ
で起きた。
そして、アメリカのポチである日本は、
アメリカ程派手なことはせずに、じわり
じわりと手を進めて来た。
手始めに、警察庁内部に警察庁官僚OBか
らも「民主主義を逸脱し過ぎだ」と批判
されたJCIAとも呼べる謀略組織を作った。
そこのメンバーが持つ名刺は「内閣事務
官」という表向きの名刺で、内閣情報調査
室にも出向したりする。国産ロケット打ち
上げにも深く関与している。
活動内容は、世論操作、ネット操作、
芸能関係のスキャンダル作出(世論操作の
一環)、政財界および企業体への作為的謀
略、そして、◼️◼️の実行等々である。
これは、私の想像や創作ではない。
日本は、そういう国になってしまった。