以前、三原市の海岸エリア
(安芸国)をミニバイクで
探検してみた。
ネット情報などに頼るのでは
なく、真実を知るというのは
実際に自分の目で見て現実を
知るという事が大切だから。
ルートはこれ。✖は通行止め。
← クリックで拡大(PC)
三原市内の知らない道を行く
のは、まるで行き止まりを求
める探索のような感じなのだ
が、今回も前回に引き続き、
いくつかの行き止まりまで足
を進めてみた。
まずは田野浦という場所の最
奥まで行ってみた。
なんかすごいとこですよ。
で、行き止まり。
右手を見ると、山沿いに林道
のような道が続いているが、
車両走行は不能なため行かない。
谷の下側を見る。
休耕地は猪が掘った痕跡だらけ。
下ります。隠れ里の隠し田の
ような田んぼ。
山際は猪避けのトタンが張り
巡らされている。ここはかな
りの山奥。
さて、しばらく下ってから、
西に抜ける農面道路が新設さ
れていたのでそこを通って沼田
(ぬた)東地区へ。
そこはかなり古い地区で、三原
城建設よりも歴史があるような
「陸地」です。
その中で、すごく古いお宮さん
を見つけたけど、写真撮り忘れ。
小高い丘をさらに下って、今度
は南の山越えをします。
南の山越えの途中で、筆影山・
竜王山から繋がる山道との合流
地点に。
通行止めになっています。
(2024年時点は整備され開通。
未舗装路)
ここは10年以上前、東京から
来た会社の同僚と筆影山から
車で下って来たことがありま
す。とんでもない道路で、山
を下りるのに3時間以上かかっ
た。車は疵だらけ(笑)。
倒木はあるは、路面うねりま
くりで腹こするわで、そら大
変だった。
オフロードバイクでないと通
れないような道で、現在まっ
たく使われていない模様。
地図には載ってます。上掲地
図の×××と記した道がそれ。
この合流地点から幹線道路を
下っていくと、このような悲
しい看板が。
こんな山の中にまで犬猫を捨
てに来る人間がいる、という
ことです。
幸いにして広島県は数年前か
ら年間殺処分ゼロが続いてい
ますが、心あるボランティア
と行政が一体となって犬猫殺
しゼロを進めています。
保健所(愛護センター)に持
ち込まれた犬猫は、一週間で
殺処分にされる。
すべては身勝手な人間たちの
エゴによる犠牲者です。
興味本位で犬猫を飼うのはや
めましょう。
死ぬまで最後の最期まで責任
をもってくれ。頼む。
さらに峠を下ります。なんか
すげ~とこ。
峠を下りきったところで、
「←幸崎 相田→」
という看板が出ていたので、
右に取り、民家の谷を抜けて
どんどん進むことに。
舗装が途切れても山道は続い
ていますが、なんだか行かな
いほうが良いような気がして、
停止。
なんかここも古代山陽道大山
峠にそっくり。
下側を見る。
四輪車が通った轍があるので、
車が通ることもあるのでしょ
うが、なんだかヤバげな道路
のように思えた。
危険良否判断のため、文明の
利器GPSで現在地確認。
は?
グーグルマップでも確認。
地図にさえ道がない。
ヤ~ンピと引き返して谷を
下ります。
海辺の旧村の幸崎(佐江崎)
に出ました。三原から広島ま
でのJR呉線は2018年7月の豪
雨災害のため完全運休したま
まです。
開通の目途立たず。
線路はサッビサビ。
幸崎の古い町並(たぶん江戸
期からの道)を抜けて海岸沿
いの国道を三原市街地に向け
て戻ることにしました。
途中、沖に無人島あり。
近いようで結構あるのよ。
本州の岸から500メートル程
ある。
高校1年の時に、東京のクラス
メートと一緒に三原を訪ねた
のね。夏休みに。
そんで二人で海水浴に行った。
そして、この沖の島を目指し
て友人は泳ぎ出した。
よしとけよ、流されて死ぬか
もよと言ったのだけど、彼は
何十分かかけて泳ぎついた。
向こうで手を振ってたけど、
ぐったりして休んでから帰っ
てくるのにかなり時間がかか
った。
距離よりも、瀬戸内海は流れ
が恐いのになぁ。よく溺れな
かったよ。俺のバンド仲間だ
ったけど。
この島は本州からは見えない
南側にちょっとした浜があっ
て、三原の友人たちはここに
船で行って野郎たちのみで無
人島で野外メシをやったりし
ているみたいです。
ここは有竜島という島みたい。
三原市 (有竜島) 空撮
この動画がいいなと思うのは、
南側に回った時に、スナメリ
が数頭泳いでいるのを捉えて
いるところ。
南側でもっと海面に寄ったら、
回遊中のスナメリがはっきり
撮影できて貴重だっただろう。
この海域は他のクジラも多い
のだけど、スナメリ君が泳い
でいるところを撮影したのは
珍しい。
でも、船で海上を走っている
と、よくスナメリが船にたわ
むれるように寄って来て並走
したりする。イルカみたいで
可愛いよ。
瀬戸内海~有竜島-Drone 4k空撮-
三原という場所は海岸線がこ
んな感じですが、戦国末期に
三原城が出来て海ぎわを埋め
立てて町が出現するまでは、
今の三原市中心部もこんな感
じだったろうと思います。
鎌倉南北朝時代にこういう場
所に刀工などいるわきゃない
よね(笑)。
有竜島が見える岸から西を見
ると、造船所が見えます。
そして、光る海。
さ、そろそろ帰ろうっと、と
いうことで市街地に帰還しま
した。
ほんの近場でも、まだまだ行
ったことがない場所が沢山あ
るので、バイクでのプチツー
リングはプチ旅としても楽し
いのです。
いろんな発見がある。
バイクって、面白い。