ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




はい、今日も動物のお話です・・・って、おい切り身かよっ、という(笑)。あはは。

子供の頃、知り合いに釣り好きなおじさんがおりました。一緒に釣りに連れて行ってもらった時に「この釣った魚、どうするんですか?」って聞いたら、おじさん曰く

「釣った魚はな、ちゃんと全部食べてやるのが、魚にとっての一番の幸せなんだ。食べないで捨てちまったり腐らしちまったりしたら、これは魚にとって一番不幸なことなんだ。なんの為に痛い思いまでして水から上がったんだか、分からなくなっちまうからな。」

(実際、魚には「痛覚」が無いので痛みは感じない、と言いますが、この辺りはおじさんなりに子供に聞かせる為の方便だったのでしょう。)

とゆーわけで、実際まだ魚に聞いたことがないので、この意見が合っているのかどうかは分かりませんが、釣り人なりの倫理感なのでしょう、僕もそう聞いてすっかり刷り込まれております。「魚は全部食べること。」

とゆーわけで、ぞうの国を後に外房へクルマを走らせて、はい、ここも目的の一つの、某お寿司屋さんにまいりました。

魚屋さんでもあるお店でしたので、当然ネタはとびっきり新鮮、しかも安くて美味しいので、出したネタが一周しないということで「回らない回転寿司屋さん」として地元では有名なお店なんだそうです(新聞や雑誌などでも何度か紹介されているそうです)。前に知り合いに聞いてましてね、是非行ってみたかったんです

いやー、お寿司はなんでも好きだし、ここのお店も美味しいのは間違いなかったんですが・・・それにしてもどうですか、このネタの大きさはっ。タコも15cmくらいあったりして、ここはどのネタもかなり大きめの大判振る舞いなんですが、それにしてもねー(笑)。

「あのう、あれ、一体なんですか?」って、店員さんに伺ったら、『このお店の名物の一つの「ビンデカ」と言って、ビンチョウマグロ(1mくらいの小さいマグロね)のお寿司なんですよ』、とのこと。

見てお分かりのように、一カンに乗っている切り身が普通の5~6倍はあるんですよ(笑)。これが2カンですからね。お刺身で考えたら、10切れ以上食べることになりますよね。「うおーっ」ですよね。魚だけに(笑)。

でも、柔らかくて味も美味しいとのことで、皆さん注文してらっしゃいました。ただ、一口で食べてるかたは一人もいらっしゃいませんでしたけど。入らないですよ(笑)。

え?僕?いやー、この「ビンデカ」を知る前に、大好きなサバ(4カン)やら溢れんばかりの(いや、溢れてる(笑))これまた地元名物、白魚の軍艦やら、他にも慌ててもう随分食べちゃってましたから・・・おじさんの言葉を思い出して、「うー、今からは無理くさいなー」と、今回は涙を飲んで、する~しちゃいました。次回また行く機会があったら、今度は最初に食べますが

お上品なお寿司もいいですが(そんなイイのは、ほとんど食べたことありませんが)、こうして豪快なのも、いいものですよ。「どぉりあーっ!」て感じになります。なんかね、魚パワー貰って、チカラが沸いてきますよ。よくわからないかもですけど(笑)。

ちなみにこの白魚の軍艦も、さっきの「ビンデカ」も、全てのネタがビックリする位ハートウォ-ミングなお値段でありました。多分都内なんかで食べたら・・・いや、考えるの止めましょう。「地の利」ってやつですよね

外で食べる食べ物は、高いお代を出せばそれなりに美味しいものが頂けるのは、まぁ当たり前って言えば当たり前で。それよりも、僕は「うわー、これでこのお値段?めっけモノだなー!」ってのに出会う方が100倍楽しいと思っているんです。

皆さんのお家の蕎麦にも、きっと新鮮なお魚とか、ニクーとか食べさせてくれる安くて美味しいお店、あるんでしょうねぇ・・・いいなぁ(超遠い目)。

 

あー、書いててお腹減ってきたー

ではー。



コメント ( 18 ) | Trackback ( 0 )