ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




えー、「お尻なお地蔵さん」ではないのですよ

「ヒップ(hip)」って言葉には、勿論その意味もあるんですが、100年近く昔からある英語の(たぶん主に黒人の)スラングの一つで、意味は「流行の先端を行っている」とか、「新しい物事に精通していてる人」とかというような意味です。

例えば誰もやっていないような新しい音を作ってるかっこいいミュージシャンなんかを指して「ヤツはヒップだぜ。」とか、他にも色々、新しいセンスで作られた優れたもの等に対しても「これは最高にヒップな○○だ」とか使います。(なので、「ヒップホップ」とも関係あるのかも知れません。)「クールだ」とか「オンだ」も似たような感じなのかな。

日本語で言えば「トレンディー」とか「ナウい」、「イカしてる、」とか言った感じでしょうか。あー、これじゃ古いっ。全然先端じゃないじゃんね(笑)。

そう言えば今はそういうの、なんて言うのですかね?「イケてる」でいいの?まんま、「今風」とか?「超ヤベ~ヨ」(笑)?・・・えー、どなたか(笑)。

裏路地の小さなお寺で、このお地蔵さん見つけた時は一瞬、「なんだなんだー」。今にも踊りだしそうに・・・はさすが見えませんでしたけど。石だしね。踊ったら怖いしね。とにかくパッと見た第一印象では、これ大丈夫なの?ちょっと不謹慎だったりしないの?とちょっと心配になってみたりしました。

でもまぁ、境内に設置されていた立派なお地蔵さんでしたし、既に閉門していたので、ならば住職さんもご存知のことなのだと思います。とりあえず失礼して一枚、カシャさせてもらって帰ってまいりました

で、さっき、この写真をまじまじと見ててハタと思ったんですけどね。これってひょっとして、

・・・笠かけ地蔵さん?・・・の現代版(笑)?

だったりするのでしょうかね。そう思うと、全然不謹慎には感じなくなってしまうんですけどね

「ヒップ」の語源は遠く西アフリカの民族言語にまで遡りますが、この元になった言葉は「hipcat」ではないか、と言われているんです。そしてこれは、現地では「目を開いた人」という意味なのだそうです。

目を開いた人・・・、開眼した人・・・、んー、つまり悟りを開いた人ってことね。

・・・なぁんだ

なら、「お地蔵さんはヒップだぜ」、でいいんじゃん

・・・って何がだ(笑)。

ではー。



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