ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




先日、と言っても、もう先月のことで恐縮ですが、昨年参加させていただきました清木場俊介くんのツアー「それ行け!オッサン少年の旅」のツアードキュメンタリーブックが発売になりました

その名も、「ロックじゃろうが!(←特設サイト。動画や、ブック未使用写真もあり)」。

ツアーの殆どに同行取材した藤井徹貫(てっかん)さんというベテランのライターさんのペンによるものですが、これにはちょっとやられました

まずビックリしたのが、一人のソロアーティストのツアーブックであるにもかかわらず、何だか「清木場俊介バンド」という、まるで一つのロックバンドのツアーを追いかけたかのような、俊くんと、ミュージシャン達と、スタッフ達の、本当の意味でのツアードキュメンタリーになっていたことです。リアリティがすごい。読んでいて、まるでその場にいるような気分になる「臨場感」がすごい

いきおい、「これはミュージシャンじゃないと、ちょっと解らないんじゃないか」、と思えるような文章もありますが、そこには逐一上手な解説がしてあって、リスナーやファンの皆さんにも解り易くなっていて。つくづく、「あー、プロ(の文筆家)って凄いなぁ」と感心

にしても、ツアー前に、「もしかしたらメンバーの皆さんの事も、ちょっとは書かせてもらうかも知れませんから。」と位は聞いていたのですけれど。

既に読まれた方はご存知かと思いますが、ちょっとどころか、随分僕達バンドも登場しますよねぇ(笑)。まぁ、自分の名前や発言がこうして本に残り、自分でそれを読めるというのは、なかなか貴重な体験ですし、光栄でもあり、嬉しいことなんですけれど

ドキュメンタリーとはいえ、「ほー、ここまで書くのか!」、「うわー、よく憶えてるなーこんなこと!」とビックリするくらいの、赤裸々な事実、事件、珍事実、珍事件(笑)の数々も、実際その殆ど全てを現場に居た僕には、懐かしく、笑えもし、今更ながら読んでて思い出してドキドキしてみたり(笑)。

そんなわけで、あまりに面白くて、開封した妙な姿勢のまま、一気に最後まで読みきってしまいました

写真でもお分かりかと思いますが、本の冒頭付近で、僕は「ケン坊こと川村ケン」と紹介されております。が、「ケン坊こと」と紹介されたにも関わらず、以降、一度もこの本に「ケン坊」という言葉は出てきません(笑)。後はずっと「川村」でした。こんなことに気付かれた方は、おそらく一人もおられないと思いますけど、僕にはニヤリ、のポイントの一つでした(著者の徹貫さんは、昔から僕のことを「ケン坊」と呼んでくれているので、きっとつい、ね。俊くんは「ケンちゃん」、だし(笑))。

そして。

ははぁ、・・・なるほど、これで最近コメント欄で「ケン坊さんって、ドSなんですか?」とかって言われてたのか、とも納得。

読後、徹貫さんには、「最高でした。」いうと本の感想と共に「えー、次にあったらビール一杯奢ってくださいね。」とメールしておきました(笑)。

えぇ、でもね。「ドS」の「S」は、皆さんが思っているような、そういう意味じゃなくて・・・。

「ドスペースファンタジー」のSなんですよ。フフフ(笑)。(←限りなく意味不明)。

では。



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