ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




いくぜっ。しゅたっ!

前にも書いたかも知れませんが、空を飛ぶ夢を時々見ます。気持ちいいんですけどねー、夢の中のことだけに、何の疑いなく飛んでいられるので(笑)。

よく実際にハングライダーやパラグライダーなんかで、気持ちよさそうに身体で風を切って飛んでる映像なんかを見ますが、あれ、実際にやったら結構怖いんでしょうねぇ・・・。なんてったって、スキーのジャンプ競技見るのは好きですけど、感情移入するとお腹の辺りがムズムズしだしますし、ひもが付いてるバンジーでさえもってのほか、そもそもジェットコースターすら苦手な小心者ですからね、現実にはなかなか(笑)。

でも、鳥が飛んでるのを見てるといつも、あぁ、気持ち良さそーだ、羨ましいなぁ、とは思うんです

 

 

「カモメのジョナサン」って読まれたことありますでしょうか?リチャードバックという人のベストセラー小説なんですが、実はかなり衝撃的なお話ゆえ、一部の人には熱狂的に受け入れられつつも、一部の人には拒絶反応を示される、という作品です。ご存知無い方の為に、ちょっとあらすじを・・・

『主人公のカモメ、ジョナサン・リヴィングストンは、他のカモメ達が餌をとるために飛ぶことに対して、飛ぶという行為自体に価値を見出してゆきます。ジョナサンは食事をするのも忘れ、速く飛ぶ事だけのために危険な練習を重ねてゆきます。そしてその奇行ゆえに仲間から異端児(異端カモメ)扱いされ、群れを追放されてしまいます。それでも速く飛ぶ訓練をやめないジョナサンの前に二匹の光り輝くカモメが現れ、より高次の世界へと導かれてゆくのです。

「目覚めたカモメ達」の世界のなかでジョナサンはより高度な飛行術を身につけ、長老チャンから、なんと「瞬間移動」を伝授されます。そしてある日、弟子を連れて下界に降り、カモメの人生は飛ぶことにあるという「思想」を広めようと試みるんですが、下界のカモメからは悪魔と恐れられて・・・。』

なんてお話です

後半ではジョナサンが通常のカモメの飛行能力を遥かに超えた能力を身につけ、それらはすでに飛行という次元を超え、さらには水面に激突して死んだカモメを生き返らせる(蘇生させる)場面まで登場します。もはや、神の(いや、悪魔の?)領域。(←・・・こんなお話ゆえに、かどうか分かりませんが、ブラック・ジャックの愛読書だったとか。)

我々に置き換えると、人生は「食べるために生きる」、のではなくて「生きるために生きる」のだ・・・なんてことに目覚めてしまう、というようなところで、ヒッピー文化的な自由思想として受け入れられたんですね。群れから追放されて、でも一人でひたすら夢を追い続ける、というあたり、切なくもありますが、信念を持つものの美しさ、精神の崇高さ、与えられた人生をしっかりと生きて全うする、ということの尊さを教えてくれます。周りに流されないというジョナサンの生き方には、誰しも一度は憧れを持たずにはいられないのではないでしょうか。

でも、空を飛ぶカモメを見て、こういうお話を思いつくところはバックさんの脳みそというのは実に興味深いものがありますね。嫌いじゃないです(笑)。そして、こういうお話を知って、カモメを見てると、またとても感慨深いものがあります

 

君もジョナサンみたいになりたいのかい・・・。

 

なんて思って見てたら、このカモメ氏は普通のカモメだったようで(笑)、ひょいと降りてきて、

 

あーつかれたー。のどかわいたー。ゴクゴクゴクー、だって(笑)。

 

 

・・・あ、違います?間違ってます?これハト氏じゃーん、って?判っちゃいました(笑)?

 

 

まぁ、取り違えたってことで・・・鳥だけに

 

 

うん、そうそう、撮り違えて、とりあえず、取り乱した、ってことで取りまとめてみたりね。鳥だけに(←しつこい(笑))。

 

今日は一日寒い雨でしたね。こんな日は、カモメ氏は何してるのかな。

・・・熱心に「カモメのジョナサン」読んでたりして

ではー。



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