本日午後、いよいよ厚見さんが
「赤いののユーザー」におなりになり、「赤いのの会」にご入会されました。
って、何だよ、”赤いのの会”って。赤いもの会みたいじゃないの。あ、それは紅いもか。まー、どっちにしろ面白くありませんケンどもー(笑)。
実は、赤いボディの色が特徴のCLAVIA(クラビア)というスウェーデンのキーボードメーカーがあるんです。それまで、キーボードというと、黒とか、シルバーとかが基調になっていて、子供向け、家庭向けのポータブルキーボードなら色々な色のもありましたがこういうヴィヴィッドな色を大胆に使ったものは結構珍しかったんです。
で、しかも、最初から思いっきりプロ仕様だったんですね。円高の影響か、最近は少しお安くなってきたとはいえ(最初はビックリしましたよ)、それでもお値段も張ります。でも、音がいい。そしてなんと言っても最大の特徴が・・・軽いことなんです。
キーボードって一般的に重たいものの方がいい音がするんです。
グランドやアップライトの”ピアノ”をはじめ、やはり200kgとかになるハモンド"オルガン"のC-3やB-3。"シンセサイザー"でも、いい音のするものほど重い、というのが、定説といいますか、暗黙の常識みたいなところがあったんです(これはキーボードをしている方には頷かれるところが多いと重います・・・じゃない、思います(笑))。
ローズ、ヤマハのCS80、ソリーナあたりは、本当に尋常じゃなく重い。プロフェット5やモーグ・シリーズの中でも小さい部類のミニモーグでさえ、見た目よりも遥かに持ち重りがするのです。
そんな中、1995年、今から15年ほど前に、突如この”赤いの”がやってきました。
最初のノードリードでびっくり。
「おい、うっそだろ!?」ってくらい軽かったのです。片手で持ちあがるんですもの。
それでいて、音が太い。現場で”使える”。実際、世界中で爆発的なヒットをしまして、皆さんがお聞きになっている音楽でも、随分このノード・シリーズの音は使われていると思います。
そして、シンセのみならず、オルガンやエレピ、はてはピアノなどの古くからある定番キーボードのシミュレートも始めまして、その初期の機材が僕の持っている「Nord Electro(ノード・エレクトロ)2」なんです。「2」ですから、初期型ではないのですが、それでも、もう手に入れたのは7~8年前もだと思います。
そして、テクノロジーの発展に合わせ、どんどん進化を遂げまして、”エレクトロ”とは別に、さらに多機能な”Stage(ステージ)”シリーズというのが出来まして、センターのエレカフェさんの持っているのがその初期型(かな)。
そして、最近発売になったばかりのStageEXというのを、今日、いよいよ厚見さんがお買い上げ。ずっと気になっていたそうで、「やっと仲間入りだよー」と嬉しそうにされていました。
で、何で三人集まっているかと申しますと、
「ノードシリーズの弾き比べ大会をするので、もし良かったら」ということで、僕も、旧型を持っていったわけですよ。しかも、僕だけハードケースで重たいの。せっかく軽いノードシリーズなのに、重たい、という。笑うところなんですよ、ここ(笑)。ツアーに持っていくにはハードでないと、というのがあるのですが、お二人はヒョイと肩にかけて街を歩いていかれる中、僕はヒィヒィ言いながら後を追った、という図はなかなか泣けるものがあります(笑)。
でも、新しいのは確かに音も、鍵盤のタッチも良かったですよー。僕のは、もうほんと、過去のものになってしまうのだろうか・・・。
どうなるでしょう。
じゃんけんで決めましょうか。
はい、
じゃーんけーん、
「ちょっとちょっと、そういう事じゃないんじゃないの」「ええ、ですよね」「・・・あら、やっぱり?」
くだらなくてすみません(笑)。
そしてこの後、明日の為のリハーサルへ。
もうほんと、一度ザーッと通して、「ほんじゃ明日!」ということで。
そしてなんと、喧太くんが「ケンちゃんの本、物販に置こうよ!」と言ってくれたのです。やさしいなぁ。
そんなわけで明日のライブへは、例のブツを何冊か持って行きます。
そして、明日お買い上げいただいた方には、僕がお名前やサインを淹れさせていただいたり(←お茶かよ(笑))、なんならインチキ画伯となって絵のひとつも・・・例えば、似顔絵などもお描きいたしましょう。
どうぞよろしくお願いします。
・・・あ、そんな余計なものはいらない、という場合はその旨仰っていただければ、決して「な、何か書かせろー」と、無理やり書くようなことはいたしませんので(笑)。
そして、ライブ、一緒に沢山楽しみましょうね。
ではー。