朝ごはんのあと、部屋で、少しまたごろごろと。
海外で、ホテルの部屋でぼーっと過ごすのは、日本のそれとは違って、まったり度が高いように思います。
日本だとね、「あそこいこうかな」とか、色々ありますし、あるいは、何か映画観ようかな、とか、何かとしたいことがすぐにありますが、
これが海外だと・・・そりゃあもちろん、リゾートとかならまた別ですが、仕事ですからね。
気分的にも、リラックスしているわけではありませんし。
特に今回は、周りにこれといった繁華街も無いので、とにかく部屋におりました。
となるとね、こういう旅ですとね、仕事は仕事としてちゃんとやるにして、それ以外の楽しみというのが、
・・・食べることだけなんですよ。
なので、昨夜の韓国家庭料理のひややかなる(ご飯が総じて冷たかった、という意味です)宴(「るーるるー。」ご参照のこと)は、なかなかに応えたのです。
ましてや、2010年に続いて、連続してですからね(けっこうしつこいな、僕も(笑)。でも食べ物のなんとやらは、と申しますからね)。
実は、朝ごはんのビュッフェ・・・これが、そのう・・・
やっぱりパン一枚、ソーセージ一切れからして、食べなれた日本のものとは違ったからか、まあそのう。
牛乳なんかも、全然、違うのね。
まあ、国が違いますからね。
国が違えば、色々と違うのは当たり前。
それはいいのです。
・・・ただ、選択肢が、欲しいところ。自分で、選んだもの、入ったお店であれば・・・というところは、私は、こだわりたい。(誰だよ。)
ということで、
さて、お昼に期待に期待して、
12時集合だったのですが、もう、10分前には、ロビーに降りました。
すると、
・・・ほとんどの皆さん、もういらっしゃるではないですか。
そうなんです、朝ごはんのビュフェ、どなたも召し上がっていないということで、要するに、お腹が減っているわけですね。
ある意味では、僕以上に。(ある意味ってこともなく、普通に、ですかね)
さて、どこに連れて行ってもらえるのだろう。
何が食べられるんだろう。
今日は、これから、記念すべき、海外公演。韓国での安全コンサートが待っています。
力の付くものが食べたいところです。
さあ、さあ。
そんな期待度満点の空気の中、
「じゃ、行きましょうか」とアンディ君。
「どこいくの?ねえねえ、どこいくの?」
「あ、ホテルの中で食べます。B1のお店です。」
「そうなんだ!何食べるの?」
「昨日と同じ、韓国の家庭料理です。」
・・・いとも簡単に。
いとも簡単に、僕たちの期待を・・・。
「おい、家庭料理って言ったぞ」
「どうやら、また昨日と同じらしい」
「え?家庭料理?また?」
「え?え?アンディ、なんて言ったの?え?また?」
すぐに、隊列の後ろに伝言が回ります。
「・・・なんでよ!」
という、皆の心の叫びは、・・・大人ですから、誰も口からは出しませんでした。
ただ、はっきりと、聴こえてはいました(笑)。
これね、もし、日本のホテルであったり、
あるいは、例えば空港とかでさ、「じゃあ皆でたべようか」なんて時だったら、一度は皆で動いたとしても、
レストランを前にした時点で、違うな、と思った時点で、
「・・・あ、俺、ちょっと、他のお店見てくるわ」
とか言って、回避することができると思います。
そんな時「オッケー、じゃ、後でねー」なんて言って、別れることが出来ます。
でも、ここは韓国。
しかも繁華街ではありませんから、勝手に飛び出したって、
メニューが読めない可能性の方が高いのです。
身振り手振りで頑張っても、同じトッポギが出てくることだってあるのです。
そして、皆、・・・大人です。
隊列を乱すことなく(戦地かよ)、ぞろぞろと、僕たちは、韓国家庭料理のお店に、吸い込まれていきました。
。
(ちなみに、松井ちゃんは、仕事でこの朝食ランチには来ていません。)
はい、あとは、写真をご覧ください。
なにがでるかな、なにがでるかな。
「料理はもう、頼んでありますから」
とアンディ君。
僕たちに選択の余地は無いのでありました。
なら、メニューも、いらないね。
えー、右の黄色いのは、ちょっとだけ温かい、たぶん、トウモロコシのおかゆのような、スープのようなもの。
左のは水キムチという、冷たいスープに入ったキムチ。味は、これは冷麺のスープみたいな感じ。
夏の暑いときに食べたら、きっと美味しいと思います。
サラダ。
むらさき色のドレッシングは、ブドウ味でした。
野菜と、なんか、ゴマ豆腐のような。
キムチとお豆腐。
お豆腐はちょっと温かでした。
レンコンのゴマ和え、かな。
チャプチェ。これは知ってる。嬉しい。
チヂミのようですが、なんだろう、味は、お好み焼きのような。
温かで美味しかったです。
野菜と、あと、ブロックのハムが入っていたかな。
なにかの魚。これ、冷たいんですよ(ってか、まあ、常温というか、室温というか)。
皆さん、これは肉ではありませんか!
お店の方が取り分けてくれて、
一人あたりの割り当て。
矢萩さんが、「あーっ!これ美味い!」って叫んだのが印象的でした。
・・・「肉だよ、肉!」って。
お味噌汁のようなスープ・・・ですが、味は、皆さんが思っている感じとは違うと思います。
僕たちも、「・・・ん。」でした。独特の、こう、香りが。
慣れればきっと美味しいと思います。
出て来た順番に載せてます。
きゅうりのお漬物。
唐辛子。
きのこ。
葉っぱ。
そして、
例の、石釜のご飯。
今朝のは黒いお豆が入っていました。
さきにご飯をお椀に取って、
お茶を。
じゅわー。
ぐつぐつ。
ざばざばー。
思わず、よけます。お店の方が、かき回しに来てくれました。
味があまり無いので、
キムチをもらいます。
以上です。
最後に出て来た、お茶。
口に含んでビックリ。
冷たい、アンズの甘いシロップのようなジュースでした。
アンディ君、
「皆さんは、昨夜と今朝で、韓国の家庭料理は、全部食べました。」
「そうなんだー。」
「でもさ、こんなに毎日一杯食べるの?」
「こんなには食べません。こんなに出るのは、お正月とかですかね。凄いです。」
「・・・凄いねえ。」
なにかがね。
でもね、やっぱりね、これはおもてなしなんですよ、きっと。
日本に初めて来た外国人に、おせち料理を出すような。
・・・何度も来ている日本好きのエキスパートでない限り、
まあ、
スシ、テンプラ、ヤキニク、とかの方がいいような気が、なんとなく、しますけど(笑)。
お店。
何のお店か、わからないというのが凄い。
文字が分からないということは、死活問題になりますよ、ほんと。
また、トップの画像はあくまで、願望です。
そして、今日もせっかくですから、サービスショットを。
はい、どうぞ。
食事中の一行です。
ちなみに、左手前、松田さんのこちら隣りが、アンディ君です。その横のちらりと見える女性(手だけの登場ですが)は、現地のスタッフの方です。
さあ、会場に行って、コンサートだ。
という、
・・・韓国の、これまた冷ややかな朝だったのでした。
ではー。