ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ええ、行ってまいりましたよ。

健康診断。

 

「あ、川村先生、今からですか」

なんて、すでに診断を終えた、

いつもお世話になっている助手の方とすれ違いざまにお声をかけて頂き、、

「ええ、行ってきますね」

とにこやかに。

 

受付で、問診票に記入。

今日の体調はいかがですか、とか、睡眠時間は何時間ですか、とか、食後何時間ですか、とか、空腹ですか、とか、

お酒はどのくらいの頻度で、どのくらいの量を飲みますか、とか、

 

まあ、そんなことを色々と書いて行くわけです。

書くといっても、マークシートですけどね。

 

で。

 

問診票に記入をしておりますと、いつも僕の授業のお手伝いをしてくれている、

もともとここの卒業生で、現在は助手をやってくれている、Tくんが現れました。

「あ、先生、いらしてたんですか?」

 

「そうなんだよね、ちゃんと受けておこうと思ってさー。」

「はい。それはそうと、お腹減りますよねー」

「そうねー、もうすぐお昼だもんねえ」

「はい。」

 

そうそう、問診票の「空腹ですか」、っていう質問にも、僕も「はい」と答えましたよ。

 

・・・(カキカキ)

 

書き終わって、「さてと、これは・・・」ときょろきょろしておりましたら、

「あ、どうもお疲れ様です。それでは先生、ご記入を終えられましたら、こちらへどうぞ。」

ご案内の方が、受付へご案内してくださいました。

さくさくっと書き上げたT君も僕のあとに続きます。

 

ときにね、ちょっとご説明させて頂きたいのですが、

T京音大は、勿論伝統のある学校でもありますし、今でも昔ながらというか、やはりクラシックの感じが根付いているような感じで、

基本的に、何事にも、丁寧な対応をして下さるところなのです。

なので、こんな僕にも、「あ、先生」と、、まあこの調子なんですね。

 

朝なんかもね、やはり助手の方とすれ違ったりしまうと、

「あ、せんせー、おつかれさまっスー!どうもっス!」的な感じ

 

・・・では全然なくて、

 

「あ、川村先生、どうもおはようございます。朝早くからご苦労様です。今日も一日、どうぞよろしくお願い致します。」

なんて、立ち止まって挨拶して下さったりするわけです。

きちっとしてるんですよ。

 

 

まあ、僕だって、郷に入っては郷に従えとも申しますし、

それなりに、きちっとしてるんですよ、ええ。

ただ、

「はいはーい、おはようございますー!よろしくでーす!」

な感じですけどね。

あまり堅苦しいのは、ちょっと柄でもありませんからねえ。

大学でも、いつもフレアパンツに柄シャツの、この見た目ですしねえ・・・。

 

まあつまり、ケン康診断一つとっても、そんなムードの中なんですよ、ということです。

みんな、周りは、しっかりしている、ということです。ええ。

 

・・・でですよ。

 

受付の、比較的お若い、女性のお医者さん(なのかな、看護師さんなのかな)に、問診票を渡しますと、

 

まず、年齢のこと確認されました。

僕、「46歳」って書いたんです。

 

「あの、先生、こちらは、本年度末の年齢を記入するかたちになっておりまして、先生、11月のお誕生日がこられて、46歳になられるのですか?」

 

「え?あ、えっと、ちがうな、確か今が46歳かな。だから、こんど、47歳になるんだと思います。」

 

白衣の先生、消しゴムで消して、「47歳」と書き直してくれました。

 

「だよね。だって今2014年で、僕は昭和の43年だからー。」

 

・・・後ろで、まだ25歳くらいの若いT君が、笑っておりました。

「年齢って、わかんなくなるものなのですか(笑)」

「なるよなるよ(笑)。・・・nあれまってよ、今が2014年で、僕は1968年生まれだから、あれ、変だな。もうすぐ、46になるのかな?じゃあ、僕まだ、今45歳ってことかな?」

 

・・・ひっどいですよね。我ながらひどい(笑)。

 

白衣の先生、

「わかりました。間違いがあってはいけないので」

と年齢早見表を取り出して下さいまして、

「・・・えー、1968年生まれの先生は、今年・・・46歳になられるのですね」

 

「なので、合ってましたね。先ほどので」

 

と、また消しゴムで「46歳」と書き直してくれました。

 

ってか、合ってないですよ。

僕、今の年齢だと思って、それ書いたんですから(笑)。

 

ほんと、びっくり。

でも、まだ45歳なんだな。一歳得した気分ね。

実は僕、昔から、一歳上に考えておくクセがありまして、そうすると、なんか、ほら、いいじゃないですか。

30歳になったと思ったら、まだ29歳だった、的な。

 

といって、本当に忘れたことはあまりないんですけどね。

最近は、もうほんとうにどっちでも良い感じですからね(笑)。

 

で、

 

「はい、・・・はい、・・・問題ないですね。では、バリウムも飲んでいただきますが・・・、はい、お食事はされてませんよね」

 

「え?」

 

お昼ごはんのことかな。

 

「はい。でも、今朝は、朝ご飯を食べましたが・・・」

 

「え(こんどはあちらが)。」

 

僕の目を、一秒、本当に驚いたようにじっと見て、

 

「・・・どのくらい、召し上がりましたか?」

 

「いやいや、全然、大したことなくて。今日は、忙しくて、ご飯一杯を納豆でと、あと、お味噌汁とかくらいで」

 

「ご飯一杯?」

 

「ええ、そんなもんですから(笑)」

 

「ああ、じゃあ、大丈夫ですね」

 

と言ってくれるかと思いきや、

 

「先生、ダメです。」

 

「え?(今度は僕ね)」

 

だめなの?だめなの?

 

「いえ、だってもう、今、お腹減ってますから(笑)。ほら、そこ、”空腹です”にチェックをしましたし」

 

「先生。そうではなくて。前日の夜からはお食べになってはいけないのです。何時にお召し上がりになったのですか?」

 

「いや、全然朝で。もうずいぶんたってますよ。えー、8時とか」

 

白衣の先生、「ということは・・・」と、

僕の「空腹」ってのを消しゴムで消して、「食後180分」って書き直すんですよね(笑)。

 

で、

 

「しかたないですね・・・。では、今回は、胃の検査は無しで、他を受けて頂くということでよろしいでしょうか」

 

「すみません。全然いいです。」(観念。)

 

ということで、胃の検査以外、血液やら心電図やら視力や聴力なんかも一通りやってもらって、

 

最後は、

 

こんなクルマでレントゲン撮ってもらって、終了でした。

 

で、助手のTくんに、

 

「ねえ。何も食べちゃいけないって、お知らせあった?」

 

「はい、ありましたよ。案内の紙に」

 

「案内の紙ってこれだよね」

 

と紙を見せると

 

「あれ。これと別にもう一枚、入ってませんでしたか?そこに、前の夜21時以降は食べないでくださいって。」

 

「なかったよ。昨日も、全然食べたよ、夜中の2時くらいまで食べてたよ(笑)」

 

「あれー(笑)」

 

要するに、僕には、何かの手違いで、その注意事項の書かれた用紙が来てなかったということらしいです。

 

なので、僕のせいではないのですが、

でも考えてみたのです。

 

21時以降、何も食べないで、こんな時間までなんて、

 

我慢できるわけないじゃーん。

 

で、こんだけ食欲あるんだから、胃は大丈夫ですよね、きっと(笑)。

 

(はい、でも来年はちゃんと受けます。)

 

ということで、空腹でしたので、肉炒め定食と、スープがわりにラーメン頼んで、ぜーんぶ食べてから(なので、今日のトップ写真はイメージね。今日のは撮ってないのでー)、授業があったので、S足学園音大に行きました。

 

校内で、学生とすれ違うと、

 

「あ、ケンさん!おつかれさまっスー!」

 

こっちは、こんな校風ね(笑)。

 

ではー。



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