
モーツァルトの「トルコ行進曲」という曲は、
ピアノを演奏する、しないに関わらず、きっとどなたもメロディが口ずさめるのではないでしょうか。
映画「アマデウス」の冒頭でもわかるように(ライバル・サリエリの曲は、どんなにすごい楽曲でも「全然知らない」という神父さんが、じゃあ、これは、とモーツアルトの簡単な曲を弾くと「それなら知ってる!」と目を輝かせて一緒に歌いはじめるシーン)、
本当にモーツァルトという人の曲は、ある意味、ものすごいポピュラー作曲家ですね。
ちなみに、「きらきら星変奏曲」は22歳の時の曲ということですが、
「きらきら星」のあのメロディそのものは、モーツアルトが作曲したわけでは、ないのですね。
「Ah! vous dirais-je, Maman(ああ、話したいの、ママ )」というフランスの民謡の一節が原曲で、
モーツアルトの他にも、リスト、ハイドン、サン=サーンスなどの多くの有名クラシック作曲家が、自分の楽曲に取り入れているのだそうです。
それだけ、圧倒的に魅力的なメロディなのでしょうね。
こちらもご存じ、「ABCの歌」も、あのメロディですし、子供のころを思い出しますと、
日本語の歌にも、なんか替え歌があったように思います(あんまり品の良いのではなかったような(笑))。
で、話は全然戻るのですが、トルコ行進曲。
こちらの「ウラディーミル・ド・パハマン」というピアニストの演奏を聴きますと、
こんなに自由な感じでもよいのね、という、独特のテンポ感といいますか、個性的な演奏なわけですが(ピアノロールだからかな?)、
なんで僕のブログで、このようなクラシックのお話をしているかと申しますと、
このウラディーミル・ド・パハマンさんという、あのリストも脱帽したという有名ピアニストは、
間違えると、もう片方の手で、自分の手で叩いて叱る(演奏中に)、とか、上手に弾けると声を出して褒める、とか、
ちょっと変わった方だったらしいのですが、
後年、指を鍛えるために、農業に転身して、
牛の乳搾りをしているうちに、
牛乳の紙パックのあの、(時々やけに開けづらい(笑))、あの蓋を考案した人なのです。
特許までとってるのですよ
。

凄くないですか。
これから、紙パックを開けるときは、
「ああ、これはピアニストが発明したんだなあ」と、先ほどのパハマンのトルコ行進曲を思い出して、歌いながら開けて下さいね。
いえ、別に、普通に黙って真顔でも結構なのですが、
できましたら
。
ではー。