こんな素敵なものを頂いてしまいました。
なんと、ミニモーグがデザインされたトレーナーでございます。
いやはや、ミニモーグは本当に音も素晴らしいですが、造形も素晴らしいです。
右端に備えられたピッチベント&モジュレーションホイールなどは、
その後の多くのシンセサイザーに導入された、まさにプレイヤビリティ溢れるリアルタイム・コントローラーの原型ですし、
各種つまみ類の配置などは、今のソフトウェアシンセサイザーですら、多かれ少なかれ、ミニモーグを真似しているのです。
逆に言えば、この配置以外では、受け付けられない、わかりづらい、というのが我々シンセサイザープレイヤーの偽らざる本音だとすら思います。
量産型シンセの最初のモデルにして、すでに完成形だったというケースは、
他の世界中のあらゆる機械系プロダクトの中でも、いくつかは見られると思いますが、やはり珍しく、金字塔といえるでしょうね。
しかも。
職人が手作りで一台、一台、丹念に組み上げて、モーグ博士がその全ての個体の音色を確認してから出荷されたとか。
機械で流れ作業でバーッと作っていたのでは、まったくないのですよ。
その音色は、ご存じのように、褪せない、埋もれない、飽きない、他の何物でも真似ができない、なによりも、気持ちいい。
本当に呼吸をしているような、すさまじい”マシン(機械)”ですよね。
そんなミニモーグを着て歩くなんて(笑)。
といって、着て寝るのも憚られますね。
さて、やっぱり飾るかですね(笑)。
ではー。