【2日は先斗町と宮川町、3日には祇園甲部と祇園東】
節分の3日、京都市東山区の八坂神社では花街の芸舞妓による舞踊の奉納と招福豆まきが行われた。同神社の節分祭は2~3日の2日間。2日には京都五花街のうち先斗町と宮川町、そして、この日は祇園甲部と祇園東の舞妓さんたちが登場した。残る1つの花街、上七軒は例年通り、地元北野天満宮の節分祭に参加して彩りを添えた。
この日の京都は小雨が降ったり止んだりの生憎の天候。しかし、午後1時と3時の奉納舞踊と豆まきの時間が近づくと、境内の舞殿の周りは多くの参拝客で埋め尽くされた。午後3時に登場したのは祇園東歌舞会の舞妓さん5人。だらりの帯のあでやかな姿で「祇園小唄」など2曲の舞を奉納し、続いて豆まきが行われた。境内では空くじなし景品抽選券付きの福豆(300円)の授与も行われ、その前には終日長い行列が絶えなかった。