言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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小さなところから大きなほころび?

2015-04-07 07:42:45 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



昨夜、というか早朝2時過ぎに強い雨の音と咳でしばらく眠れませんでした。

今朝雨はかろうじて上っていましたが、まだ今にも雨がまた降ってきそうな空。
今日1日、こんな空模様らしいですね。


本題です。


このところ、ウインドーショッピングしたお店で2店、照明ランプが点滅しているお店に出会いました。

一つはカジュアルファッションの店で、もうひとつは、食品店でした。

カジュアルファッション店のその点滅は、ハンガーで商品が吊るされている壁の部分でしたので、近づかないとそれほど目立たない点滅でしたが、それでも商品の整理や点検では目につくはずです。

食料品店は、これも壁際にあるお菓子の陳列ケースの中で、これもそれほどは目立ちません。


しかし両方ともちょっと見れば発見できますし、発見しなければならない小さなほころびです。

店員さんが気にしながらも、他の用で交換しないのか、交換は店員さんじゃなくて、責任者の仕事だから放ってあるのか分かりませんが。

まあ後者としたら、もうダメですが。


そのときに始まった点滅であれ、お客様が目についたときには、もう前から点滅しているととられてもしょうがないことです。


何はさておき、照明の点滅などは、すぐに照明を交換するべきで、それをちょっとでも放っておくということは、お店の方全員が店の運営に無頓着だということになります。


朝の開店前に点検すべき項目でもあります。

小さなことだからと思っていると、その小さなことから、取り返しのつかない大きな傷が広がっていきますよ。



さて、昨日から始まった新しい物語『老舗が変わるーーある料亭の再生物語』は2回目になります。

ここからです。



かつてバブルの絶頂期では、何もしなくても繁盛した。

その後のバブルの崩壊も老舗の評判もあり、売上は減っていたが、経営には何の支障もまだなかった。

しかし新しい世紀に超えたあたりから、それさえ揺らぎ始めてきた。

大きい顧客であったその地方の中堅建設会社が倒産してから目に見えて経営が悪くなってきた。

社長は女将や社長よりも長い経験を持つ番頭とも相談し、大手企業寄りの姿勢を軌道修正し、もっと客室をオープンにしようと、きれいなパンフレットを作成し、中小企業や富裕層の家族などに向けてシフトを修正した。

さらには、一般客向けには法事やプライベートな家族会に向けての営業も始めた。

その甲斐もあって一時は営業状況も改善するかに見えたが、そこにきてのこの不況であった。

完全に息の根を止められたように見えた。

社長の根はそこで尽きたように思われ、それ以降覇気がなくなり、経営全般を女将に任せるようになった。

そして今回の最後とも思える会議の招集だった。


「会議は踊る」という映画があった。

本題はそっちのけで晩餐会と舞踏会にうつつを抜かした有名な「ウイーン会議」(ナポレオン亡き後のヨーロッパをどのようにしていくかという会議)という史実を元にした映画だ。

それに似て、この夜の会議も、本題の“これから「千樹」をどのように運営していくか、それとも閉鎖するか”という中心議題はそっちので、◯◯ももうすぐやめるんだとか、□□さんも最近は会社の調子が悪いので全然来なくなったとか、そんなうわさ話ばかりで、全然本題に入る気配がなかった。

この様子をしばらくじっと眺めていた女将だったが、今まで考えもしなかった者から、さらに驚きの言葉が、女将の横に座っている人からでた。

「みんな、このままそんな話を続けるのなら、明日から千樹はやめる!」


                   つづく


それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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