こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
昨日は一日中雨が降ったりやんだりで、まさに秋の梅雨空といったところでした。
しかし今朝は、ゴミ捨てに向かう私の背中に当たる朝陽が暑い!
その通り、今日はまた猛将がぶり返すそうですが、明日からは最低気温が10℃台になるという予報ですので、夜はぐっすり眠れるようになるでしょう。
さて、昨日は、今豆腐の製造会社で気をはいている感のある、ここ前橋に本社がある相模屋豆腐(相模屋食料株式会社)の今を引っ張っている、鳥越社長の講演を聴きにいってきました。
なんといっても、相模屋豆腐は、最近では
▼「ザクとうふ」を世に出して、オタクたちをスーパーの豆腐売場に来るようにしたことで知られていますね。
(写真は相模屋食料株式会社のHPからいただきました)
それよりも、しばらく前からわが家での定番になっている、絹ごしの厚揚げを世に出したところでもあります。
何でこんなおいしいものが今までなかったのだろう、というおいしい豆腐製品です。
しかしこれを出した時には、他の豆腐会社から笑われたそうです。
木綿豆腐で作る厚揚げを絹でやるなんて馬鹿げてると。
でもこれが大ヒット。
世の中こういうものです。
業界内で笑われるとか、そんなバカなことを、と思われるものが案外ヒットするものです。
よくいわれることで、「業界の常識は非常識!」です。
うちの奥さんもこのおいしさに夢中になり、しょっちゅう買ってくるようになりました。
厚揚げなんてそれほど好きじゃなかった私でも、この味(というよりは口に入れた時のあのなめらかな感触!)は大好きになりました。
驚いたことに、今ではこの相模屋が豆腐業界ではトップの売上になったそうで、さらに知らなかったのですが、この会社の本社や工場が群馬の、この前橋にあるということを、この講演を聴いて初めて知りました。
相模屋というぐらいですから、神奈川県の会社だろうと、当初は漠然と考えていたのですが。
創業者の出身地が相模地方で、そこで最初に豆腐屋を開業したので、戦争でこちらの方へ疎開した後、戦後にその地でまた豆腐屋を再開しても、相模屋とそのまま名乗っているそうです。
そしてなぜいちばんになれたかという話の中で、最近ではたいていは、オンリーワンとか、新しい商品を開発したということで、その商品のヒットにより会社が大きくなった、ということで落ち着くわけですが、この相模屋では、消費者にいちばん食べられている木綿と絹という、ごく基本的な商品に目をつけたということです。
それはなぜかというと、市場が大きく、その商品でシェアをとれれば、市場規模も大きいということで、いちばんになれるということでチャレンジしたそうです。
この会社での商品的なニッチとは、まさに基本にあったわけです。
鳥越社長曰く
「新商品を開発しても、その商品が売れる市場は全市場の5%ぐらいしかない(のが普通)。それよりも、今、現にある大きな市場で“一番”をつかんだ方がいいはず」
「ある日、木綿も絹もおいしくなっていたら………」お客様にも知らず知らずのうちに支持されるだろうということで、その味を磨き、パッケージングの妙と味でシェアをつかんだわけです。
新製品とわざわざ謳わなくても、商品そのものがごく基本的な日配品(これも業界用語ですね、しょうがないなあ)ですので、自然と買物かごに入れられるわけです。
また、1個の豆腐を小さく2個に分けてパッケージすることで、自分で分けるという面倒な手間が省けるということで、わが家でも最近は2個の小分けパックが豆腐では主流になっていますが、これを始めたのも相模屋だったんですね。
それがパッケージングの妙です。
消費の現場を家庭にまで伸ばして考えていけば、自然とそうなったんですね。
現場重視とはよく聞く言葉ですが、販売の現場だけではなく、消費の現場、お客様の口に入るところまで追求して見ていくと、同じ商品でもまた新しい発想で、市場に投入できるといういい見本です。
とにかく私のコンサル感を見事に、良い意味でひっくり返してくれた聴き応えのある講演でした。
明日もこの続きをやりましょうか。
どうしようか?
あまり内容をばらしてしまうと、ご本人にも、また会場にわざわざ来ていた人たちにも悪いような気もするし………。
さあ今日もがんばろう!
ご質問も受けています。どんなことでも結構です。
このブログのコメント欄か下記のメールあてにどうぞ!
k1948f@nifty.com
また、経営や販促のご相談は24時間365日いつでも対応しています。
お気軽にお電話ください。
027-261-6617までどうぞ。
また、上記へのご意見やコメント、お問い合わせは下記メールまでお願いします。
k1948f@nifty.com
このブログに載せることはありませんので、忌憚のないご意見、感想をお待ちしています。
▼下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。
消費者目線のマーケティング
繁盛店になりたいか!
(都合により休刊中)
「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」
あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
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昨日は一日中雨が降ったりやんだりで、まさに秋の梅雨空といったところでした。
しかし今朝は、ゴミ捨てに向かう私の背中に当たる朝陽が暑い!
その通り、今日はまた猛将がぶり返すそうですが、明日からは最低気温が10℃台になるという予報ですので、夜はぐっすり眠れるようになるでしょう。
さて、昨日は、今豆腐の製造会社で気をはいている感のある、ここ前橋に本社がある相模屋豆腐(相模屋食料株式会社)の今を引っ張っている、鳥越社長の講演を聴きにいってきました。
なんといっても、相模屋豆腐は、最近では
▼「ザクとうふ」を世に出して、オタクたちをスーパーの豆腐売場に来るようにしたことで知られていますね。
(写真は相模屋食料株式会社のHPからいただきました)
それよりも、しばらく前からわが家での定番になっている、絹ごしの厚揚げを世に出したところでもあります。
何でこんなおいしいものが今までなかったのだろう、というおいしい豆腐製品です。
しかしこれを出した時には、他の豆腐会社から笑われたそうです。
木綿豆腐で作る厚揚げを絹でやるなんて馬鹿げてると。
でもこれが大ヒット。
世の中こういうものです。
業界内で笑われるとか、そんなバカなことを、と思われるものが案外ヒットするものです。
よくいわれることで、「業界の常識は非常識!」です。
うちの奥さんもこのおいしさに夢中になり、しょっちゅう買ってくるようになりました。
厚揚げなんてそれほど好きじゃなかった私でも、この味(というよりは口に入れた時のあのなめらかな感触!)は大好きになりました。
驚いたことに、今ではこの相模屋が豆腐業界ではトップの売上になったそうで、さらに知らなかったのですが、この会社の本社や工場が群馬の、この前橋にあるということを、この講演を聴いて初めて知りました。
相模屋というぐらいですから、神奈川県の会社だろうと、当初は漠然と考えていたのですが。
創業者の出身地が相模地方で、そこで最初に豆腐屋を開業したので、戦争でこちらの方へ疎開した後、戦後にその地でまた豆腐屋を再開しても、相模屋とそのまま名乗っているそうです。
そしてなぜいちばんになれたかという話の中で、最近ではたいていは、オンリーワンとか、新しい商品を開発したということで、その商品のヒットにより会社が大きくなった、ということで落ち着くわけですが、この相模屋では、消費者にいちばん食べられている木綿と絹という、ごく基本的な商品に目をつけたということです。
それはなぜかというと、市場が大きく、その商品でシェアをとれれば、市場規模も大きいということで、いちばんになれるということでチャレンジしたそうです。
この会社での商品的なニッチとは、まさに基本にあったわけです。
鳥越社長曰く
「新商品を開発しても、その商品が売れる市場は全市場の5%ぐらいしかない(のが普通)。それよりも、今、現にある大きな市場で“一番”をつかんだ方がいいはず」
「ある日、木綿も絹もおいしくなっていたら………」お客様にも知らず知らずのうちに支持されるだろうということで、その味を磨き、パッケージングの妙と味でシェアをつかんだわけです。
新製品とわざわざ謳わなくても、商品そのものがごく基本的な日配品(これも業界用語ですね、しょうがないなあ)ですので、自然と買物かごに入れられるわけです。
また、1個の豆腐を小さく2個に分けてパッケージすることで、自分で分けるという面倒な手間が省けるということで、わが家でも最近は2個の小分けパックが豆腐では主流になっていますが、これを始めたのも相模屋だったんですね。
それがパッケージングの妙です。
消費の現場を家庭にまで伸ばして考えていけば、自然とそうなったんですね。
現場重視とはよく聞く言葉ですが、販売の現場だけではなく、消費の現場、お客様の口に入るところまで追求して見ていくと、同じ商品でもまた新しい発想で、市場に投入できるといういい見本です。
とにかく私のコンサル感を見事に、良い意味でひっくり返してくれた聴き応えのある講演でした。
明日もこの続きをやりましょうか。
どうしようか?
あまり内容をばらしてしまうと、ご本人にも、また会場にわざわざ来ていた人たちにも悪いような気もするし………。
さあ今日もがんばろう!
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
群馬県前橋市天川大島町186-25
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