言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

5,649万円(269kg)でも、宣伝費なら安いもの

2012-01-07 11:07:24 | アイデア・事例
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝は昨日より少しぐらいは冷え込みも和らいだようですが、冷たいには変わりありません。
暦の上では寒の入り(6日が小寒)ですからね。
これから大寒の21日をピークに2月の立春あたりまでが一番冷える季節です。

あなたもいちだんと身体に気を配り、病気に負けないようにしてください。
私にはしかし、立春を過ぎるといやな季節がやってきます。
例の花粉症ですね。
もうかれこれ40年以上のキャリアがあります。(自慢できることかなこれって?)


さて、「5,649万円(269kg)」という数字、これって何かわかります?

これは、5日に行われた東京築地の中央卸売市場の初競りで、史上最高値をすしざんまいの社長が大間産のマグロを競り落とした額です。

さすが大間のマグロだ、というのはまあ置いておいて、その価格を高いと思うか安いと思うかという問題です。

一般的にはとても高いし、それを調理しても一人前いくらになるのか、わかりません。

仮に自分なりの原価計算してみると、お刺身一人前何gぐらいになるのかなあ、仮に500g(骨や内蔵部分を含めて)とすると、269,000割る500で、538人分になります。5,649万円を538で割ると10.5万円です。
消費税抜きでちょうど10万円。
ちょっとやそっとの小金持ちでは手を出せないお刺身になります。
もちろん自分なんかの手が届かない高価な刺身ですね。

しかし、それは商品としてのみの原価計算です。
それを広告宣伝費と考えてみてください。

史上最高値ということで、全国のテレビニュースで取り上げられました。
数分流されましたから、全国で流すテレビの宣伝費と考えれば、お釣りが出ます。

そのマグロのお刺身をお店でお客様にただで振る舞ったところで、まだ黒字です。
もちろんお店では、いくらで振る舞っているかわかりませんが、その分も利益になります。

なんでそんな高いのをわざわざ競り落とすのだろうという声もあるでしょうが、宣伝の一環としてみなし、費用対効果を考えると、元は充分に取れているわけですね。

まあ全国チェーンを展開している店ならではの、PR戦略ではありますが、PR効果を踏まえた上での巧妙なしかけでもあります。

宣伝費なら安いもの、というわけですね。

こういったPRのしかけは、大なり小なりどのお店でもやることで、ことさら珍しいものではありませんが、そのしかけまで原価計算して商品価格に入れようと考えてしまうオーナーもけっこういらっしゃいます。
それだからしかけも小さくなってしまって、失敗してしまうんですよ。

PR=宣伝費として計上すれば、しかけももう少し規模を大きくできるのではないでしょうか。


それでは今日はこれで。
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