言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

新興出版社の販促策

2011-06-13 09:01:25 | アイデア・事例
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


昨夜強い雨が降ったようですが、朝になると、もう降っていませんでした。
豪雨が続いた九州には申し訳ないのですが、梅雨なんだからこちらにはもう少し雨がほしい気がします。


さて、先日ある出版社から賞状が贈られてきました。
見ると「審査員特別賞」というものでしたが、記念品は名入りのボールペン1本。

4月頃原稿を送った文庫大賞のものでした。
大賞は文庫で出版されるというもの。
書きためていたショート・ショートが少しあったので、それをまとめてから送りました。

もちろんその賞の意図はよく知っていました。
ある一定の標準に達しているものを探し、一番優秀なものだけ無料で出版し、それ以外のものは有料出版(いわゆる自費出版ですね)するように持っていくというもの。

こういった出版社の自社名を冠した◯◯賞受賞作出版というのは、自費出版を促すためのいわゆる販促策なんですね。
それは充分承知していましたが、審査員特別賞などという賞の名前をもらうと、自分もまんまと自費出版依頼にのってしまいそうな、いい響きですね。

私が知りたかったのは、自分が書いた作品が、果たしてどれほどのものかというその基準というか、評価というか、そういうものがいったいどれほどのものか、なんですね。自費出版するつもりは毛頭ありません。そんな予算もないですしね。

私は今、販促関係のコンサルタントを自身の仕事としていますので、ショート・ショートはあくまで趣味のつもりでいます。
ですから発表はメルマガとブログ(このgooさんの別のブログです。興味のある方は探してください。本名は記していないので、分らないとは思いますが、1週間に1、2度更新しています)で配信しています。
メルマガは毎週月曜日に配信していて、今日の分で187号にもなります。エッチなもの、ホラーなもの、ロマンス、純文学、SF、エンタテインメント、それこそあらゆるジャンルのものを手当り次第という感じで書いています。

つい最近も書きましたが、本は1冊は出版したいなと言う気持ちはすごくあります。それは事実です。
でもその内容はやはり、今の職業に関係したものにしたいと思っています。
先日コメントのほとんど来ない私のこのブログに、貴重なコメントをいただいた「その筋のもの」さん、その節はコメントをありがとうございました。
がんばってみなさんに役立つものを書き続けていきますので、これからもよろしくお願いします。

またその他にも、これを読んでいただいている100人ほどの数少ないコアな読者のみなさん、遠慮なくコメントをください。お待ちしています。こっぴどいご批判は心臓があまり強くないので、めげてしまいますが、それも試練と受け止め前向きに考えていきますので。もちろん励ましなら大歓迎です。


さてと、それはさておいて、上記の新興出版社の販促策の件です。

自費出版したい人はたくさんいますが、実際にその人を探すのは容易なことではありません。
ですから自社名を冠した◯◯賞を勝手に創設して、いろいろな作品を募集するわけです。まあ言ってみればオープン懸賞を兼ねた商品(この場合は自費出版物)探しというところですか。

今、大手の出版社でも事業部を作ったり、別会社を作って、この隠れ自費出版したい人探しをしています。
本がなかなか売れない時代の出版社のできる新しい事業として、みなさん注目しているというわけですね。

この方法は他の職種でもいろいろ利用できそうです。
あなたのお店は会社でも何かできることがあるはずです。
考えてみてはいかがですか。

家の中でトイレに行こうとテレビのそばを横切ったとき、ある鉄工所がそのプレス技術を生かして、せんべい作りを始めたとかいうナレーションを、通りすがりに耳にしました。

それですね。
元から持っている技術を生かして、新しい事業を模索してみることも、この時代は必要ではないでしょうか。

倉庫賃貸会社がその広い倉庫を生かして、野菜のバイオ栽培をしているということも耳にしたこともあります。
考えれば面白いですね。

私にもいろいろなアイデアが仕事柄、クライアントの案件を考えていると、思い浮かぶことがたくさんあります。実際に提案することもありますが、ほとんどはなかなか実践できないものが多いので、アイデアだけをストックしている状況です。

今日は何となく長くなってしまいました。(今日はヒマ?)
それでは今日はこれで終わります。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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藤田販促計画事務所

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TEL.027-261-6671(FAX.同様)


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (その筋の人)
2011-06-14 15:45:32
「自費出版を促すためのいわゆる販促策なんですね」
NONONO。自費出版じゃありません。それは出版業界じゃ軽蔑されている「当選商法」「出版コンテスト商法」というヤツでしてね。自費出版に見せかけて出版物の権利を取り上げる契約を結ばせてしまう悪徳商法なのですよ。つまり自費出版と違って出版物が著者のものにならない。

よくあるでしょう、電話で「あなたが当選しました!プレゼントを差し上げるので会場にお越しください」って言ってカモを呼び寄せ、金・プラチナ投資を薦める商法。巧妙な契約によって、カモが買った金やプラチナの現物は業者のものになってしまう。あれの出版業界バージョンですよ。

誠実な自費出版業者はコンテストなんか開催しません。もともと自費出版ってのは利ざやの少ない商売なので、コンテスト開催の人件費だの宣伝広告だのにお金をかけると、その分出版物そのものの品質がワリを食ってしまうんですよ。コンテストなんか開催する余裕があるのは往々にして悪徳商法で儲けているところです。

優れた自費出版業者さんは「あの業者さんが作った本は印刷の品質がきれい」「ギリギリの入稿にも対応してくれた」「ノンブルミスを発見してくれた」「私もこんなところに頼みたい」そういう評判によって顧客を獲得しているのです。広告打たないと客がこないのは、編集や印刷の品質がマズくてリピーターがつかず評判が広まらない会社か、悪徳やってるところです。ご参考まで。
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