一昨年、下痢、嘔吐、咳が激しく、S病院に二泊三日の外泊、原因は「生がき」による胃腸炎と診断されたが、ノロウィルスによる食中毒でなかったかと、確認されたわけでもないが。
ナースセンター前の個室で、ひっきりなしに入院患者が訴える声と対応する看護師の声で睡眠も出来ないままに、体内の汚物を出し終わり、退院できたが、あれ以来「生がき」を食べることはない。
赤痢が集団発生した昭和30年代~40年代、 知人のT氏、隔離病棟に二度も入棟されたという珍しい御仁、二度あることは三度あると言う格言もあるが「生もの」には、積極的に手を出さなかったのも頷ける。
昭和48年、職場の同僚で、「ゲテモノ食い」では定評のあるN氏を中心に数人の仲間がさばの刺身で酒を飲み交わし、N氏を除く全員が食中毒症状、N氏だけは翌日、平常どおり勤務についたという話は当時の一粒話として記憶に残る。
平成8年頃、大きな社会問題になったO-157による食中毒事件以来 生ものに対する認識が変わった方も多いようだが、同じものを食べても全員が同じ症状になるとは限らない。個々の免疫力の差もあるのかも。