爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

4月のT駅ホーム

2008年04月01日 | ブログ

昭和30年代~40年代、4月初めのT駅のホームは、官民を問わず新任地に赴任する同僚や家族を電車が見えなくなるまで手を振りながら見送る人たちでお賑やか。

今は、新幹線ホームで新婚旅行に出発するカップルを見送る風景を見かける程度だが、毎年同じ風景が繰り返された時代。

この時期、駅員の粋な計らいであろう、ホームに流れるメロデー「蛍の光」で

女性たちの目に涙するひと時でもある。

爺も一度、見送りを受ける、あの時の感動、忘れることはない。

裏話だが、赴任者の都合に合わせて、何回も駅までのご足労は大変なので、見送り日を調整する担当者の苦労というか、笑い話もある。

可能な限り、同じ電車に同乗してもらうための、担当者と個人の打ち合わせ

やむを得ない時は、取り敢えず指定の電車に乗ってもらい、次の駅で戻って来るという滑稽だか実際に毎回あった話、内緒で戻ってから、隠れて用を足すのも一苦労だと聞く。


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