爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

思い出す先輩(3)

2008年08月17日 | ブログ

昭和46年、赴任先で2年先輩のYさん、喋っては立て板に水、書けば筆字で、巻紙にさらさら、酒は話し相手を探して毎日、煙草は1日平均40本~50本のヘビースモーカー、そして野球好き、進んで捕手を受け持ち、競技のリード役を担うと言うご仁。

赤ら顔で、40歳にして頭髪は殆ど無く、目鼻立ちは、爺同様やや乱れぎみ、小太りで、背は、高からず、高からず、男前とは言い難いが、愛嬌のある顔立ち、いつも、ダブルのスーツを着込んでいるおしゃれ。

話し相手に居酒屋へ何回か誘われたが、相手が何を飲もうが、食べようが無頓着、無理強いもしない、話の合間に相槌を打ったり、賛同したり、完全な聞き役なので気楽だが下世話の話題は殆どしない、スケールが大き過ぎ、面白くも、おかしくも無い、酒に酔うほどに、話に酔いながら、喜びに浸っていたという感じ。

定年を待たずに故人となったYさん、毎日、話し相手を探して飲んでいるだろうが、当時の爺にとっては心強い相談相手。


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