爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

水浴び

2008年08月23日 | ブログ

小学生時代(昭和14年~20年)  プールのある小学校など耳にしたことはなく、夏休み中に、たまに、親から海へ連れて行ってもらうか、上級生から大きな川へ連れて行ってもらうが、普段は仲間同士で近くの農業用水での水浴び。

所々にある田圃への取水堰付近の早い流れを利用して、下流に向かって泳ぎ,流れが止まったところで歩いて戻り、また泳ぐという繰り返し。

タオルや着替えなどは用意することもなく、低学年は男女ともみんなフリチン、お互いに意識もせず、素っ裸になって泳いだり、用水に浸りながらの水遊び、帰りは、濡れた体が自然乾燥するのを待って衣服を着る。

当時の田舎では、小学校4年生くらいになると、男の子は水褌(スイコン)というものでチンチンを隠し、女の子はランニンクシャツのような水着をつけているが、お下がりのものは、大きすぎて意味がないものも時々見受けられたもの。

今は、幼児から、かわいらしい水着、女の子はブラジャーまで、小学生ともなれば、バスタオルで体全体を囲いながらの着替え、恵まれた環境のもと整った施設で水浴びを楽しんでいる数少ない子供達の健やかな成長を祈る。


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