爺が初めて親元を離れて赴任したK市のMさん宅で、20歳から5年間の独身生活は、我が人生の最初の転換期でもあり、話題も多く記憶も確か、話せば尽きることは無い。
爺の部屋は一番奥の8畳の和室、家族は、お婆ちゃん、ご主人、奥さん、幼い3人の子供、初めは食事はもとより、家族と一緒に過ごすことが多かったが、後半は仲間との遊びが忙しくて。
昭和50年代お婆ちゃんが、6年前にご主人が亡くなられた時も、ご仏前にお参りさせていただいたが、先月31日奥さん(96歳)の死をお悔やみ欄で知り、手を合わせてきたところ。
親のように忠告してくれたお婆ちゃん、兄貴のようだったご主人、姉のようだった奥さん、爺の独身時代を支えてくれた3人に御線香をあげることが出来て、独身時代に区切りがついた気持ち。