60年前の今日は、二人の婚姻届が市役所で受理されて夫婦になった節目の日である、「おまえ100まで、わしゃ99まで」は遠い先の話だが、「ともに白髪の生えるまで」は、とっくに達成している。
先ずは健康で結婚60年目を迎えることができた幸運に感謝したい、今も続く朝茶を飲みながら、食事をしながら、マイカーで並びながら、お喋りが途切れない限り縁は切れないだろう。
60年の結婚生活を、ひと口で語ることは出来ないが、親の周りで絶えず喧嘩していた二人の息子の小学生時代が、最も家族に一体感のあった時期だったと懐かしく思い出される。
中学、高校、大学、社会人へと成長するにつれて親から段々と離れていく、そして、長男が結婚、続いて次男が結婚、それぞれ嫁さんのもとへ行ってしまった、今は遠くから孫の成長を静かに見守っている。