昭和33年春の結婚当初の不便な間借生活から、秋には新築の職員アパート3階に入居、6畳と4畳半の和室に3畳ほどの板間、お風呂場があって、トイレは水洗、便利な間取りは快適だった。
扇風機とラジオしかなかった家電用品、入居して早速備えたのが電気洗濯機である、全自動ではないが、たらいと洗濯板と固形石鹸での重労働から解放され、生活に余裕の時間を与えてくれた。
3種の神器と言われ当時の庶民の夢であった白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫のうち夢が一つ叶えられた、共働きであったればこそ、翌34年の秋には白黒テレビが、35年の夏には冷蔵庫が我が家にやってきた。
老夫婦にとって便利な家財のトップは電気洗濯機、次に買い物や小さな旅を楽しませてくれるマイカー、そして情報の収集と発信、意思伝達が迅速な電子メールや居ながらに買い物ができるパソコン。