爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

爺の母親たち

2020年07月05日 | 日記
家電製品は無かった爺の子供の頃の母親たちの一日は、炊事と洗濯に追われていたと思う。お天気の日は、何処の家でも台所の入り口などで、タライで洗濯をしているお母さんの姿があった。

子供達も、お母さんのお手伝いを当たり前のように行われていた。玄関の掃除、庭の草取り、簡単な買い物は子供の役割として定着していた。爺も風呂の水くみをしたのを覚えている。

炊事は全て手作り、燃料は薪か炭なので目配り気配りを欠かせない。買い物は魚、野菜、乾物、肉屋など専門店を歩いて回り口で注文する。目方計りや包装に手間もかかっていた。

3度の食事は、全てお母さんが作ってくれたおふくろの味である。爺にとって、戦後の食糧難時代のおふくろの味は、サツマイモ、ジャガイモ、トウモロコシを加工した代用食である。

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