爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

病院の待合室で

2021年03月05日 | 日記
体調が悪くないのに受診、待合室でお喋りに花を咲かせる高齢者に批判の声が沢山あった頃の情景は見られなくなった。あの頃に声掛けされた話好きらしい3人の爺ちゃん、今も達者だろうか。

頭が悪くて神経内科に定期的に受診中の昭和8年生まれの爺ちゃん、医師から唯一の楽しみである酒を断てとは死ねと言われたと同じだと繰り返し嘆きの弁。酒も飲みたいし、長生きもしたいと。(2010年1月)

切り取った胃袋の肉(ポリープ)の検査結果を聞きに来た88歳の爺ちゃん、青年学校時代に志願兵を薦められ、落第するために8+5=85と答えたが、厳しく叱られて合格、毎日尻を叩かれた痛みは忘れないと。(2014年5月)

敬礼をしながら俺は日本海軍の生き残りだという90歳の爺ちゃん、B29を撃ち落したとか、入隊日には泣きながら送ってくれた俺に惚れた5人の女性に向かって、帰る所は靖国神社だと敬礼して別れたとか。(2014年7月)

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