昔々、「今時の若者は・・・」と言われても、逆らうこともなく聞き流してきた爺も米寿を迎えた。このごろは、「今時の年寄りは・・・」と、たった一言の失言でも、老害と言われてしまう。
誰にでも気さくに話し掛けたり、お喋り好きの爺、失言で反省することもある。今や、老いては、子に従い、若者に従い、妻に従って老害と呼ばれないように、静かに目立たず過ごしている。
何時の世も、時代の変化をキャッチできない年寄りの話に惑わされることなく、時代の変化に対応しながら世の中を進化させているのは若者たちであると、老いた今も信じてる。
年を取ると未来のことは考えず、昔は良かったことだけ思い出してしまうもの、年を取れば納得する。年寄りは若者に従い、若者は年寄りを敬いながら仲良く共存するしかない。