爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

3月への思い

2021年03月01日 | 日記
爺の誕生月でもある3月になると、決まって68年前の20歳の春を思い出してしまう。社会人として親元を離れて5年間の下宿生活になり、生活環境が大きく変わった月である。

掃除は箒で、洗濯はタライで、暖房は炬燵だけ、冷房は無し、家電製品は一切なし。自転車もなく何処へ出かけるにも歩く生活だったが、思いは懐かしいばかりで、何の悔いもない。

下宿したMさんの家族は、お婆ちゃんとご主人と奥様と3人の幼児の6人家族だった。食事は何時も一緒に同じものをいただいて、食後も家族と一緒に歓談しながら過ごこともあった。

親代わりに忠告してくれたお婆ちゃん、温厚で兄貴のような存在のご主人、食事の世話をしてくれた奥様、今も3月になると青春時代を支えてくれた今は無き御3方に思いを馳せる

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