亜鉛製造大手ルネサスエレクトロニクス、6月に前倒し再開
車・電気部品、供給不安が徐々に解消へ
自動車鋼板に欠かせない亜鉛を製造する大手3社である「東京エレクトロン宮城、SUMCO、信越化学」が生産再開のメドを付けたと13日付日経新聞に報道された。
これまで、半導体大手のルネサスエレクトロニクスが、なかなか再開のメドが立っていなかったが12日、生産停止中の那珂工場を(茨城県ひたちなか市)を6月に生産再開する方針を固めたとのこと。
ルネサスの那珂工場は、建物や製造装置に大きな被害を受けた。同工場は、自動車の電子機器に搭載するシステムLSIやマイコンなどを生産しており、自動車を制御するマイコンで世界シェア3割を握る最大手。生産停止が長引きけば世界の自動車生産に影響が出る恐れがあるために震災直後から、自動車大手や部品メーカーから数百人が支援に駆けつけ、建屋、水やガスなどインフラ設備の修復、製造装置の修理や調整を進めてきたとのこと。
マイコンなどの基礎部材である半導体シリコンウェハー分野で世界シェアの6割程度を持っ、SUMCOと信越化学は、SUMCOが11日から、信越化学が1~2週間で操業を再開することが決まった。
なかなか自動車や電気製品で懸念される基幹部品や素材の九級不安が、徐々に解消に向かい始めることは、世界のシェアを今後も維持していくうえで、非常に大事なことである。
一刻も早く全面復旧にメドをつけてもらいたいと願っています。
日経新聞11.4.13掲載
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