岡山大学ら研究グループ、鹿児島湾海底にレアメタル鉱床確認
報道が真実であれば、資源小国日本に朗報
先週19日、鹿児島湾奥部「若尊:わかみこ)周辺200m海底で、量は1500万トン程度、品位6%Sb(アンチモンとして90万トン)と推定。この量は国内で1年間に消費されるアンチモンの約180倍に達する。」という。
研究グループは2003年以降、鹿児島湾奥部海底の温泉活動を調査。2007年に同海域の海底地形について海中ロボットで調査する東京大学生産技術研究所と、海底の活火山である「若尊」が位置する水深200mの凹地内で、噴出する温泉から沈殿した鉱物が煙突のような形をなす温泉の噴出孔(チムニー)を発見したものらしい。
2007年および2008年には、主に日本近海で海洋分野の基礎的な研究を行う独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の「淡青丸」によって採取された、柱状海底堆積物試料中にアンチモンの硫化物である輝安鉱(Sb2S3)の脈が多く認められ、2008年にはJAMSTEC所属の無人潜水艇「ハイパードルフィン」によってサンプリングされたチムニーの基部を構成する岩石が輝安鉱の塊であったことから、「高温の温泉が湧く同海域の堆積層内に輝安鉱を主体とする鉱床が眠っている可能性が極めて高いと結論づけた。」とのこと。
これが、真実であれば、中国のレアメタル類の輸出規制政策などに翻弄されていることから考えると、これは大変な資源小国日本にとって、宝の山が身近に眠っているのであり、今後の更なる解明が期待される。
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