よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

西日本へシフト/どうなる日本経済(128)

2011-04-25 08:34:20 | どうなる日本経済

生産の重点西日本へシフト加速 

大震災被災の食品・日用品、半導体メーカーの積極姿勢が目立つ

 昨日の南日本新聞など国内の地方紙には、標記のような見出しの記事が掲載された。

 記事によると、大手メーカー各社が東日本大震災による工場被害や計画停電などを受けて、東日本から西日本へ生産の重点を移す動きが加速している、ということだ。

「被災地向けなどで需要が強い食品・日用品の製造会社や、東北に工場が多い半導体メーカーの積極姿勢が目立つ。」、とりわけ食品工場が数多く集積する兵庫県内では、活発な生産が続いているという。

 食品メーカーでは、伊藤ハム(西宮市)が、被災した船橋工場(千葉県船橋市)の生産を補うため、豊橋工場(愛知県豊橋市)や西宮工場(西宮市)で加工食品などを増産。アサヒビール(東京)は、被災した福島や茨城県の工場を補うため、西宮工場(西宮市)などで増産。「スーパードライ」など主力製品に絞り、休日にも生産する「フル稼働」の体制だという。

 ユニ・チャーム(東京)は、福島工場(福島県棚倉町)の全面復旧に時間がかかっており、静岡県や香川県の工場で紙おむつや生理用品の生産を急いでおり、半導体大手も、東芝(東京)は岩手県の子会社で生産している製品の一部を、石川県能美市、兵庫県太子町、大分市にあるグループの各工場に振り分けて生産。夏場の節電策では化粧品などのファンケル(横浜市)が、千葉県流山市での生産を減らし、滋賀県日野町の工場で増産する予定だそうだ。

 日本鉄鋼連盟の林田英治会長(JFEスチール社長)は「東京、東北電力の管内以外に生産を移すことを推進したい」と表明しており、生産シフトの動きは重厚長大産業にも広がってきそうだ。

 東日本の地域の方々のことを考えると複雑な気持ちだが、企業の生存を考えると、生きていくための止むを得ない動きであるとすると、ぜひ、九州の空き工場や空き団地のPRもタイミングを失してはならないのではないだろうか

かごしま企業家交流協会 hpp//www.kagoshima-kigyouka.com/  

ごしま暮らしネット hpp//www.kagoshima-kurashinet/  

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