九州の草刈機大手の企業が開発
有機農業向け除草機
九州には、自動車やIT企業だけではない農業に関する面白い企業もあるものだ。
福岡にあるオーレックは国内の草刈り機で約4割のシェアを占める企業だ。。福岡県広川町に工場を置き、欧州やアジアにも輸出しているという。11年6月期の売上高は約79億円という。立派な企業だ。
今回同社が開発した有機農業向けの除草機は、耕運機に4本の草刈り用の刃を取り付けたもの。鉄製の円筒の側面にドリルのようなツメを配置、円筒が回転しながら雑草を絡め取るように根元から刈り取るもの。
大根やホウレンソウなど野菜の種まき後、初期の段階に株間に生える短い雑草を最大4列、同時に刈り取ることができるという。株間270~300ミリメートルに生える草に対応。田んぼに水を張る前に稲の種をまく「乾田直播(じかま)き」後の除草にも適しているという。
有機農業は除草剤を使わないため、株間に生える短い雑草の刈り取りは大半が人手。作業負担が重いが、草刈り機を使えば作業時間は5分の1から10分の1以下に短縮できるという。
食の安心安全の高まりから有機農業を始めたり、切り替えたりする農家は増えている。オーレックはこうした需要を取り込む狙いで、すでに福岡県や宮崎県などにサンプル供給を始めた。市場動向を見極め、価格や年内の受注生産を検討するという。
全国には、有機農業者は約1万2千戸いるという、今後の食安心・の安全を考えると、今からこのような農業向け危機開発は、鹿児島にとっても大事ではないだろうか。
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