僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

切れ者

2009-07-13 | Weblog

仕事で、ある一流大企業の担当者と会った。今時めずらしくもないが、
女性である。たぶん入社5~6年の25、6歳であろう彼女はもうすでに、
かなりの部分の責任を与えられた仕事をしている。

その女性と先日打ち合わせをしたのだが、とにかく「切れる」のにびっくり
した。昨今よくある事件の理由にある「キレル」のではない。とにかく頭が
いいのである。もうこっちは50歳のおっさんやのに、もうたじたじ状態。
その場は50歳になるまでテキトーにその場をくぐり抜けてきた経験をなん
とか活かして
切り抜けたものの、冷や汗ものであった。

ある本に「グライダー人間と飛行機人間」という話が書いてあった。
最近の優秀と呼ばれる人は、グライダーとしては優れているが、飛行機
ではない。あくまでも引っ張ってもらって飛ぶという前提の基に優秀なの
である、と。

なるほど確かにそういう人が多いなぁ、とは感じるけど、この女性を見て
ると、たとえグライダーであっても「空の飛び方を知っている」ということ
ではいつでも自分の力で飛べる飛行機になる資質があるのではないか、
と思った。

俺などは空を飛んだことなどないが、自分で動ける自動車なのかも知れ
ない。でも、人はひとりでは生きていけないわけで、人の力を借りてでも
大空の上から世界を見られるグライダーだって、立派なもんじゃないか、
と思う。

まぁでもたぶんこれはその女性が可愛かったやろうなぁ。オトコやったら
グライダーなんかあかんで、で終わってたのかも知れんけどね。