僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

やってみなはれ

2020-06-08 | Weblog
「やってみははれ やらなわからしまへんで」
サントリーの創業者 鳥井信治郎氏の有名な言葉だ。
氏の言葉を聞いたからではないが、私は子供の頃からこのタイプの人間である。
確か小学校低学年の頃だったと思う。自分はスーパーマン並みの力を持っていると信じていた。
ある日、家の前を走っているバス(多分スクールバス)を見て思った。自分ならあのバスを止められる、と。正面から止めに行くとバスは自分を見て止まってしまう。でも後ろから引っ張れば分からないだろう。
全く悩みはしなかった。バスが低速で走っている時を狙ってバスの後ろのバンパーを掴んで踏ん張った。これでバスは動けなくなる。
答えは明白だ。当時はまだ舗装されていない砂利道を20~30m引きずられて両足のかかととおしりがずるムケの血だらけになり、バスが速度を落とした時にそそくさとバスから離れた。
ボロボロになった靴と服、血だらけの私を見て母親がどないしたん!?と心配していたなぁ。バスを止めるつもりだった話をしたらどえらく叱られたが。
でも62歳になった今もあまり変わりはない。母親が生きていたら怒られることばかりしている。
鳥井氏に私のような部下がいたらおっしゃることは変わっていたかも知れない。
「やってみなはれ やってもわからしませんで」