今日はいかなごを炊くぞと張り切って、段取りのいい段ディpapaが、砂糖をいかなご1㎏につき230gをきっちり計量して、スーパーにかのギョを求めて、韋駄天走りに出かけて行きました。
「ただいまぁ」
おや?いつもの元気さがありません。
「どうしたの」
「いないんだぁ。どこにもアイツがいないんだ」
そう、日曜日はいかなごの保護のために漁がお休みなんですって。
それはしかたないわね。だからって泣く事はないんじゃない。
ところで君たち。くぎ煮いります?
美味しいのよ。
播磨の路地にこの甘い匂いが漂ったら、春は捕まったと言われているわ。
神戸からもきっとたくさんのくぎ煮が、ご縁のある被災地の方々に届けられるわ。
負けなかった神戸の人が、くぎ煮が炊けたと泣かれたのよ。
お父様の力作よ。噛み締めて欲しい。
そして 耳に届く足音が 変らないという幸せを。