

ケーキを食べたいと言うよりも、ゆっくりと忍ぶ恋のお話の、続きをしようという事でした。
「御薦めは何ですか?」
「ハイ。こちらでございます」
アッ。これが桃のケーキ?
わたくしはブログで、M先輩の<幻の桃ケーキ>を拝読した後だったので、ためらうことなくこれを注文しました。
他にも花畑のような美しいケーキが並び、ケーキショップはいつも華やかです。

奥の喫茶室に入り、お互いの物を少し味見に頂戴しながら、お茶の時間は流れて行きました。
「忍ぶれば 隠れて赤き 藪椿」 恋のおはなしのはずでしたのに、そんなものは何処かに吹き飛び、ハチャメチャで、いったい何をお話したのか思い出せない始末です。
それでもそこは主婦です。「もうそろそろ」と夕飯の支度の為に席を立ちました。
桃ケーキは初体験でしたが、季節の甘さと爽やかさで、形は違うと思いますが、先輩が次ぎにリベンジされる味を、話の合間にかみ締めて味わいました。
ピンポン。今チャイムが鳴りました。
何とこんなに立派な桃をお持ち下さいました。
こうして毎年、お家に届く夏の宅急便を、分けて下さるもう一人のお友達がおられます。
桃の季節なんだと、重ねて今を実感しました。

今日と明日は忙殺日ですが、思いっきり頑張ろうと、綺麗な桃を見つめました。


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