



宝塚あたりの現場でしたが、間近に見るとそれは大変な工事であることが実感出来ました。
昨日の夕刻に、そこを少し下った有馬川沿いで橋桁の落下事故があり、たくさんの死傷者が出る惨事がありました。
「Jさん、あの場所よね」
「そうだよ。お気の毒だね」
「すごい工事ね。通るのが怖い」と言ったのはつい先日の事で、時々作業員の方のお姿も見ましたが、危険ながら大変男らしい仕事と敬服しながらの通行でした。
私は女性の立場から、このお仕事をされる方を支えられる、ご家族の思いにまで気持が行ったものでした。
宝塚当たりは、夫が道を迷って工事現場沿いを走る事になったのですが、その機会がないと高速道路の建設現場の迫力を知る事はありませんでした。
あの巨大な鉄やコンクリートの塊りが落下するのですから、ものすごい事故であったのが理解出来ます。
男の人の仕事で、危険でない仕事は少ないですがやはり悲しい事故でした。
わたくしも九州道、東海道、北海道内を、車で旅(出張)をする夫の危険を、退職をして強く感じる鈍感さですが、よく無事で終わったものとぞっとする事があります。
「何も無いのがしあわせ、しあわせ」は夫の口癖ですが、彼自身は幾度も危険を感じての走行だったようです。
「こんなしあわせがあるのだろうか」と、リタイア後の生活を言いますが、本当に一寸先は闇の中を、今までも、これからも暮らして行くのだと“気”をくくります。
生きる事は、「困難に一服の風を感じ、一瞬の花を見る旅路」 と、これは私自身の心の思い癖です。

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