わかんむり・ひらかんむり・べきかんむり(冖)の漢字
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「わかん-むり(和漢・和韓・和巻・和貫・和姦・話歓)ムリ」なら
「ひらかん(比良・陽羅・日羅・比楽・被邏・平・片・非等)カン」も
「べきかん(可・日置・僻・壁・癖・経記・戸木)」も
「むり(無理・務理・武理・夢理・厶理)」?
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冖=ワ冠の源字は「勹(包む・覆う・被う・蔽う・蓋う)」
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冗⇔冖+
冗談
写⇔冖+与
写真・複写・写経
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冠⇔冖+一+兀+寸・・・冠嶽(かんむりだけ)
冠木(かぶき)
占冠(しむかっぷ)
愛冠(あいかっぷ)
西冠(にしかんむり)
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衣冠禽獣(いかんきんじゅう)
下品で程度の低い人のたとえ
礼服を着た鳥や獣
衣冠盛事(いかんせいじ)
名門、立派な家柄
盛大な事柄
衣冠束帯(いかんそくたい)
貴族や官僚が公事で着用する礼装
海内冠冕(かいだいのかんべん)
世界一・冠冕=高位の人がつける冠
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冠婚喪祭(かんこんそうさい)
祝いと弔いの儀式
冠婚葬祭(かんこんそうさい)
冠昏喪祭(かんこんそうさい)
冠昏葬祭(かんこんそうさい)
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冠前絶後(かんぜんぜつご)
過去から今までで一番・・・空前絶後
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冠履転倒(かんりてんとう)
価値や秩序の乱れ
冠履顛倒(かんりてんとう)
冠履倒易(かんりとうえき)
価値や秩序が乱れ
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玉趾珠冠(ぎょくししゅかん)
高貴な人物のきらびやかな衣服装飾
桂冠詩人(けいかんしじん)
最高の名誉を得た詩人・欽定詩宗
楚囚南冠(そしゅうなんかん)
敵国の捕虜になっても愛国の楚人
朝衣朝冠(ちょういちょうかん)
朝廷での正式な服装、礼服
張冠李戴(ちょうかんりたい)
相手を間違えること・食い違い
怒髪衝冠(どはつしょうかん)
激しい怒り
被髪纓冠(ひはつえいかん)
急ぎ慌てること・乱れ髪で冠の紐を結ぶこと
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偏傍冠脚(へんぼうかんきゃく)
偏=漢字の左側の部分、へん
旁=漢字の右側の部分、つくり
冠=漢字の上部分、かんむり
脚=漢字の下部分、あし
偏旁冠脚(へんぼうかんきゃく)
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無位無冠(むいむかん)
地位や身分、役職がない
優孟衣冠(ゆうもういかん)
姿は似ているが、実態が違うもののたとえ
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冥⇔冖+日+大(一人)
冥土・冥途・冥界・冥暗・冥冥
晦冥・昏冥・幽冥・頑冥・冥想
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冤⇔冖+兔(刀儿 日丶)
兎(俗字)・菟(正字)・莵(俗字)
冤罪・冤獄・冤死・冤家・讐冤
冤=冖+兎=かがむ・ぬれぎぬ・あだ
結冤(ケツエン)・煩冤(ハンエン)
冤枉(エンオウ)・冤鬼(エンキ)
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逸=辶+兔
はしる(逸)・のがれる・にがす・かくれる
新字体では、兔の丶(点)がない
逸機・後逸
かくれる・うしなう
逸史(イッシ)
それる(逸)・そらす(逸らす)
はずれる
逸脱(イツダツ)
見逸(みそ)れる=うっかり見落とす
御見逸(おみそ)れ
気付かなかった・相手を見直した
足がはやい・抜きんでる・逸材
逸楽・安逸
はやる(逸る)
はぐれる(逸れる)
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冤=冖(おおい)+兔
冖=ベキ・ミャク・おおう
ベキ=古代モンゴル族の族長,首長などの称号
魔術師・シャーマン
可=よし・べき・べし=当然のなりゆき、そうなるはずの事柄
冪=覆う・覆い・説文解字・巻七「覆ふなり(説文解字・巻七)」
「巾(きれ・ぬの・布=ナ+巾)を以て覆ふ物なり(玉篇)」
幎(べき)
「ある観測量Yが別の観測量Xのべき乗に比例する」
関係
つかまった兎=冤
ウ冠の「寃」は異体字
ぬれぎぬ。無実の罪
冤罪・冤獄
うらみ
讐冤(シュウエン)=うらみ(怨恨)をはらす
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菟=艸(くさ・草)+兔
つる草の一種
菟糸(トシ)=根無し葛(ねなしかずら)
寄生するつる草
種子は菟糸子で
漢方薬
「菟糸燕麦(トシエンバク)」
菟糸は糸がついていても織ることができず
燕麦は麦がついていても食べることができない
有名無実の例え
燕麦は馬の飼料
兔に通じ、うさぎ
「於菟(オト)」=虎・楚の方言
毚=亀+兔=ザン=ずるくはしこいウサギ
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「矛とは冒(おか)すなり(釈名)」・・・矛盾
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務=矛+攵+力・・・矛を持って攵(攴・ぼくにょう・のぶん?)
攵=𠂉(髪挿し・櫛)+乂(刈る・乀と丿が重なる・髪を梳く?)
攴=打つこと・叩く・攻撃・強制
手(又)に棍棒(ト)を持つ形象
危険や困難を侵かして進む動作
・・・義務とは「国家・共同体」の危険や困難に武器を持つこと?
矛(ボウ・ム)+攴+力
「矛+攴」=矛で打ちのめす・強制する
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冒(ボウ)=日+目
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↓↑ 帽子=巾+冒+子・・・インフェルエンザ-感冒、感染・流行性感冒
日光の直射は視覚機能を冒(おか)す
冃=頭巾・ずきん・ボウ
覆いをかぶせる・覆い隠す
兜(冑)は、打撃・斬撃や飛来・落下物などから
兜=[+白+]+儿=⊏+白+⊐+儿=ノ+ᒪ+白+コ+儿
蔸・兠
頭部を守るための防具
大将の兜には「∪(V)」の「丷角耳」
防具の覆い、兜(かぶと)をかぶって前進・・・だろう・・・
↓↑「冒(ボウ)とは(蒙-草・かぶ)りて前(すす)むなり(説文)」
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「卯(ボウ)」=卯=𠂎+卩
↓↑ 斧鉞で真っ二つに叩き割る・・・斧=劉
朱駿声は扉を押しあけた姿
北京語で「卯頸児」というのは
貿=危険を冒(おか)して利益(貝)を求める
卯=うさぎ・ボウ(バウ)・ミョウ(メウ)
柳=木+卯・・・兔の白い毛、耳の比喩
柳の硬い芽?
異体字「桺(本字・木+丣・ユウ)
栁(俗字・木+夘)・ボウ・ミョウ」
卯=𠂎+卩・・・「門が開く・日の出の時間・枘穴(ほぞあな)」
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卬=匚+卩= ノ+𠄌+卩=〔+卩
あおぐ・たかい・われ・のぞむ・たかぶる
ゴウ・ギョウ・ガウ・キャウ・キョウ
「我(われ)、自分を指す語、同”余””予””吾”」
異体字「仰・昂・𠨐」・ 卬・迎・抑・仰・抑制=抑(おさ)える
昂≠昴(すばる・ボウ)
「迎撃・歓迎」
「卬」=「高く立って見下ろす人と、低くひざまずき見上げる人」
「𠨍」=「主君の傍にある重臣、大臣、要職の長官、同”卿”」
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卯=う・ボウ
↓↑ ↓↑ 門の両扉の開く・二戸の開闢(カイビャク・ひらく)する形
両開きの門をおしあける
無理に侵し入る
冒(ボウ)と同音
十二支の四番目
午前五~六時の二時間
東
兔・兎・宇佐戯(偽)・・・大分・宇佐神宮
卯=おかしてはいりこむ・・斧鉞で二つに叩き割る
「雄(オス)くぎ」を「卯釘(ボウテイ)」
嵌(はめ)木細工の
食いこむ所を「卯=V・U・凹」
差しこむほうを筍(ジュン・凸)
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点卯(テンボウ)=官庁で午前六時(卯)に
出勤者の点呼をとった
応卯(オウボウ)=登庁して記名すること
↓↑ 卯簿(ボウボ)=出勤簿
半島(朝鮮)の現今の領域図形は「ウサギ」・・・?
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冢⇔冖+豕
塚・墳墓・大きな墓・冢中の枯骨=無能の人
冦⇔冖+元+攴
倭寇・元寇
冨⇔冖+畐
異体字「富」・富豪・富札
冩⇔冖+臼+勹+灬
異体字「写(簡体字)・寫(正字)」
「東洲齋-冩樂-画」
うつす・おろす
舃(かた・くつ・セキ)
冩=冖(ベキ・ミョウ)、宀(ベン)
と
冩の下
舃(かた・くつ・セキ)
とを組み合わせた形
宀は祖先を祭る廟の屋根の形・廟屋
舃は儀礼用の飾りのあるぬいぐつの形
冩は、廟の中では儀礼用のクツ(舃)とはきかえる
ものを移し変えること
潟(セキ)は潮が引いて、ひがたとなるような地形
海水の移動、灌漑の水の移す、除くの意味・・・
新潟・八郎潟(はちろうがた)干拓地=秋田県にある
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「中州の嶋」は「横島(よこしま)」と呼ばれたカモ・・・
「横島」は浅瀬を挟んだ陸地に近接しているので、
この河川、海岸の「湖沼、沼地・泥地」を「干拓・拓殖・干潟」し、
土地を広げる「埋め立て」事業の対象地である。
「潟」とは「水の渇水」だが、
「潟=氵+臼+一+勹+灬」で漢字が異なる・・・
「写す」の旧漢字は「寫=ウ+臼+勹+灬」である。
「ペスト(黒死病)」、「コレラ(虎列刺)」の激しい下痢を「瀑瀉」と記した。
「瀉」は水を注ぐ意味だが、
「土砂降りの豪雨」、「大津波の押し寄せる濁流、激流」であるかな・・・
春に芽吹く草、「雪ノ下」は「虎耳」の漢字が当てられている。
砦の濠に仕掛ける罠の「もがり・竹矢来」は「虎落」。
「虎杖」は「蓼のイタドリ」である。
幼児用の便器の「おまる」は「虎丸」であった。
シャワレットの水洗ではイメージも出来ないだろうな、
「トグロを巻いた黄色いウンコ」・・・
http://haa98940.wixsite.com/mysite/single-post/
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冪⇔冖+幕
冪=羃=巾=累乗=同じ数の相乗積
冪=「冖(おおう)」+「幕(まく・艹+日+一+人+巾)」
異体字「幂」
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冪演算(べきえんざん・Exponentiation)
底 (base) および
冪指数 (exponent) と呼ばれる
二つの数に対して定まる数学的算法
冪指数を底の右肩につく上付き文字によって示す
自然数 n を冪指数とする冪演算は
冪乗または累乗
(repeated multiplication)
に一致
b2は b の平方 (square of b)
b3は b の立方 (cube of b, b-cubed)
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『冪』=字義は「覆う、覆うもの」=『冖』と同音同義
江戸時代の和算家は
「冪」の略字として「巾(はば・幅=巾+畐)」を用いた
「畐(フク)」=酒樽のように下部に膨らみのある器
富=とみ=登美=冨=財産・・・意冨
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登美・・・登弥神社(とみじんじゃ)
木ノ島大明神、又は
鳥見明神
登美の長髄彦
登美の饒速日命
(とみのにぎはやひのみこと)
鳴門市の大麻比古神社
登美の那賀須泥毘古
『日本書紀』の神代巻で
阿波忌部氏の遠祖は天日鷲命
『古語拾遺』で
天富命(あめのとみのみこと)をして
天日鷲命の孫を率いて
肥饒の地を求めて阿波国に遣わし
穀・麻の種を殖わせしめた・・・
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意富=おほ・おほと・・・イフ=if=もしも・・・?
大・太・多・・・太安万侶
意冨比=おほひ・・・意冨比神社・・・大野町
箱館戦争
北海道函館市の隣の
北斗市本町(大野町本町)に鎮座
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意富富杼王(おほほどのおおきみ)
『古事記』・「上宮記」に伝えられる皇族
大郎子(おほいらつこ)
意富々杼王
意富富等王
大大迹王とも
父は
稚渟毛二派皇子(応神天皇の皇子)
母は
河派仲彦王の女
弟日売真若比売(おとひめまわかひめ)
百師木伊呂弁とも
同母妹の
忍坂大中姫
衣通姫は
允恭天皇に入内
『古事記』には
息長坂君(息長君・坂田君)
酒人君
三国君
筑紫米多君(めたのきみ)などの祖
「上宮記」逸文によれば
中斯知命(なかしちのみこと)を妃として
乎非王(おいのおおきみ)を儲け
その孫が
男大迹王(袁本杼王)=継体天皇
意富富等(オホホド=大ホド)
という名は
継体天皇の諱
男大迹(オホド=ヲホド)と対応
大郎子と称されていた・・・との説も
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「凡牟都和希王~若野毛二俣王~大郎子(意富富等王)
~乎非王~汙斯王~乎富等大公王」
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凡牟都和希(ほむたわけ)王=応神天皇
若野毛二俣(わかぬけふたまた)王=稚野毛二派皇子
大郎子=意富富杼王
汙斯(うし)王=彦主人王
乎富等(をおど)大公王=継体天皇
に比定・・・
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逼迫=苦難や危難が身に迫ること
事態が差し迫ること
生活に余裕がなくなること
財政が逼迫
逼=ヒツ・ヒキ・ヒョク
迫る・差し迫る・近づく・強いる・脅迫する
偪=せまる・ヒョク・フク
亻+畐
通仮字「棘」
異体字「畐・逼」
簡体字「逼」
畐・副・愊・蔔・富・福・逼・匐・楅・蝠
匍匐前進・・・「勹+甫+勹+畐」
勹=包
甫=はじめ・おおきい・ホ・フ
はじめて・ひろい
男子に対する敬称
男子の美称
物事の始まり・広大
葡萄牙(ポルトガル)
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勞=𤇾+力
𤇾=火+火+冖
冖の上に火(炎)が載った象形・熒
勞=𤇾+力=冖(ベキ・ミャク)の力で炎を起こす
摩擦の力で火を起こし光を得る形象・・・
勞働の結果の報酬は炎と光?
光の異体字「炗・灮・炛」
炗=廿+火⇔鍋(廿・器・瓶・壜)+火
=器で「煮・炊・蒸・焼」
炛=火+化=光
ーーーーー
・・・???・・・話間(和間・倭間・和漢・輪環)・・・
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義理
個人的な
人間関係よりも
報恩や
信義・信頼
を貫くこと
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義理
個人的な
人間関係でも
共同体的な
人間関係でも
報恩や
信義・信頼
を貫くこと
・・・「報恩」には「自己犠牲」を伴う「義務」も含まれる・・・?
↓↑
「義理」=「義務」
・・・「義理の人間関係」・・・
・・・・社会的な利害関係の
「貸し借り」の「約束」を護ること・・・
「恩義」のお返し「報酬」=協同扶助の清算「義務」
「人情」を受けたら「義理」で返す・・・
ーーーーー
・・・「わかんむり」なら「ひらかん」も、「べきかん」もむり?